中国のオンライン旅行業者大手Ctrip(携程)が、インドの同業大手MakeMyTripへ1億8,000万米ドルを出資

Charlie Custer by Charlie Custer on 2016.1.15

CC BY-NC-SA 2.0 via Flickr by Xiangrui HUANG

CC BY-NC-SA 2.0 via Flickr by Xiangrui HUANG

地球上で最も人口の多い2つの国を合体させたら、何ができるだろう? 答えは巨大な旅行市場だ。中国のオンライン旅行業者大手 Ctrip(携程、NASDAQ: CTRP) による直近の投資についての話題だ。同社は、インドのMakeMyTrip(NASDAQ: MMYT)に対して、転換社債を利用した1億8,000万米ドルの投資を行うと本日(原文掲載日:1月8日)発表した。この合意によって Ctrip は、MakeMyTrip の発行済株式総額の26.6%までを市場で購入する権利が与えられることになる(転換社債に変換可能な株式を含む)。

取引が成立すれば、この中国企業は MakeMyTrip の役員会に名を連ねることにもなる。

当然、これは単に資本面だけの話ではない。両社は事業面でも協力を深めようとしている。Ctrip CEO のJames Liang(梁建章)氏は、プレスリリースの声明の中で次のように伝えた。

今日の発表は、Ctrip と MakeMyTrip の戦略的な関係の始まりを意味するものです。

Ctrip は今回の投資によって、急激に成長するインドのオンライン旅行市場への参入を図るつもりだ。そして MakeMyTrip も同様に巨大な中国のオンライン旅行ビジネスへ寄せる期待は大きい。

もう1人の勝者(そして敗者)

この取引は、Ctripの筆頭株主 のBaidu(百度)と、過去数年にわたってCtrip に10億米ドルを超える資金を投入し、この中国企業の大部分を所有しているアメリカの旅行会社 Priceline に対しても、インドへのコネクションをもたらすことになる。

他にも恩恵を受けるものがいる。複雑な取引によって、Ctripは中国市場における競合 Qunar(去哪)の実に45%を所有し、今年の初めには競合相手の eLong(芸龍)の資本の大部分を買い占めた。この取引は、もし Ctrip がその関係強化を意図して Qunar と eLong に新たなインドとの取引を分け合うと決めたとすると、これら2つの会社に影響を与える可能性もある。

これまで激しい競争が繰り広げられてきた中国の旅行市場は、明らかな勝者を生み出そうとしている。Ctrip にはまだ Tuniu(途牛)とLY(同程)という地元の強力な競合相手がいる。しかし、Qunar とeLongとの関係や、それと同じように良好な Priceline、Expedia、そして今回の MakeMyTrip との世界的な協調関係によって、Ctrip は勝利への独走態勢を築こうとしているかのようだ。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】

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Charlie Custer

Charlie Custer

チャーリー・カスターは、 ChinaGeeks.org の創立者。中国に関する、ドキュメンタリーフィルム、ライティング、取材、翻訳、ビデオ制作などを手がける。ツイッターのアカウントは、 @ChinaGeeks。

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