地図アプリ「Citymapper」が4000万ドルを調達、提供都市のさらなる拡大を目指す

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Image: Screenshot of Citymapper
Image: Screenshot of Citymapper

ロンドンに拠点を置くマップ・交通手段検索アプリのCitymapperが、シリーズBラウンドでIndex Ventures、Benchmark Capitalなどから4000万ドルを調達した。

「街を利用しやすくする」をモットーに、移動の際にさまざまな交通手段を簡単に比較できるアプリを開発してきた同社。前回シリーズAラウンドで2014年4月に1000万ドルを調達して以来、提供都市を拡大し、現在は欧州の主要都市のほか、東京、香港、シンガポール、サンフランシスコなど世界中の約30の大都市にサービスを提供している。

Medium上のブログ記事によれば今回の調達を機に、地点AからBへのルートを計画する同社独自のアルゴリズム「SuperRouter」は、よりリアルタイムな情報が反映され、より人間らしくなり(街での行動が反映され、パーソナルでカスタム可能になる)、より多くの移動手段を反映するようになるだろうとのこと。

また、今後は新興国の大都市も視野に入れて提供都市を広げていきたいと同ブログ上で述べられている。インフラが発展途上、交通手段に関するデータも限られ、さらにスマホやアプリへの消費者のアプローチも異なる新興国市場で、いかにCitymapperが良いユーザーエクスペリエンスを実現できるかは大きなチャレンジになるはずだ。

「大都市にいても、小さな村にいるような感覚を提供する」というミッションが今後いかに実現されていくか、楽しみだ。

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