”いつめん”とのコミュニケーションをもっと気軽に−− REVENTIVE がSNSアプリ「dear」をリリース

Eguchi Shintaro by Eguchi Shintaro on 2016.1.18

dear

REVENTIVEが、いつめん専用アプリ「dear(ディアー)」を本日リリースしたと発表した。

“いつめん”とは、女子高生や女子大生など、若い世代を中心に使われている「いつものメンバー」の略語。Dearでは、学校やバイト仲間など、さまざまコミュニティでの”いつめん”とコミュニケーションできるメッセージアプリだ。友人らとコミュニケーションするための「チャット」とTwitterのようなひとりごとに近い「つぶやき」の機能や、複数のグループをつくりそれぞれでコミュニケーションできる仕組みになっている。

グループ一覧画面

グループ一覧画面

REVENTIVEといえば、2013年にクローズドSNS「Close」をリリースし、ミクシィなどから資金調達を行っている。9人限定のクローズドSNSとしてリリースし、Pathなどの競合との差別化を図ろうとした。ミクシィからの資金調達後、KDDI∞Labo第三期にも採択されたり、DeNAなどからも調達したりしていた。そうしたなかで、「正直いえば、クローズドSNSはなかなかスケールしませんでした」と話すのはREVENTIVEの水田大輔氏。DeNA原田氏らとSNSの新しい形を模索していたという。

「それまで京都を拠点に活動していたため、Closeでは、若い人たちに対したローカライズでききれていなかった。中高生や大学生に対してユーザインタビューを行っていたが、京都と東京の違いは大きかった。そこで、東京に拠点を移し、本格的に若者向けのコミュニケーションサービスがどう作り込めるか、を模索してきた」(水田氏)

投稿を複数のグループに同時に投稿することも可能

投稿を複数のグループに同時に投稿することも可能

中高生などにヒアリングするなかででてきたのが、”いつめん”だ。複数のコミュニティそれぞれに存在する”いつめん”とのコミュニケーションをどう作り出すか。リサーチをしていくなかで、チャットはLINE、つぶやきは鍵付きTwitterアカウントで投稿するなど、それぞれのツールを使い分けながらSNSを活用している。「若い世代は、ぼくたちが思っている以上にツールを自分たちに合った形で使い分けをしている。そのなかで、いつめんとコミュニケーションすることだけに特化したものがつくれないかと考えた」と水田氏。”いつめん”のポップさからくる気軽さに振り切ったという。

「中高生のLINEグループをみると、グループが70とか100近くある子がいて、LINEの通知が凄いことになってて、なんでもかんでもLINEに集約しているが故だな、と感じました。そこで、LINEのいつめんとのやりとりや、Betweenのようなカップル向けを参考にしつつ、LINEで普段やりとりしているいつめんグループを抜き出すような形にしながら、特別な人とのコミュニケーションをする場所、というブランドを作っていければ」(水田氏)

dearは、すでにiOSAndroidでダウンロードすることができる。すでに、以前のCloseは閉鎖し、今回のdearにフォーカスしているという。限定のSNSではなく、より幅をもたせつつもSNSにおけるブランドを構築し、コミュニケーションする楽しさを提供したいと考えている水田氏。群雄割拠なSNSにおいて、差別化できるための機能をどう拡充するかが鍵となるだろう。

Eguchi Shintaro

Eguchi Shintaro

ヒト、コト、モノをつなぐ編集者。ビジネスからデザイン、法律関係など分野を横断して動いています。THE BRIDGEでは、地方の起業家の取材や、ベンチャーに関わる法案や行政の動きなどを追いかけています。

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