Foursquareでプロダクトのシニアバイスプレジデントを務めていた Noah Weiss氏が、新たにチームコミュニケーションアプリのSlackに加わることになった。Weiss氏は、Slackが新たに立ち上げたニューヨークオフィスに新設された部署「検索・学習・知能グループ」を率いることになる。
Mediumの記事によれば、Weiss氏のSlackでのミッションは「より利用企業の規模が大きくなり、そうした企業がより頻繁にSlackを使うようになっても、Slackがより良い経験を提供できるような機能を作ることに集中する」ことであり、顧客企業の従業員数が10であろうと1万であろうと、ユーザーがよりプロダクティブで、情報が共有され、コラボレーションが促進されることが「成功の指標」であるという。
2/ Excited to join @stewart @SlackHQ to head up a new Search, Learning, & Intelligence group and start a NYC office https://t.co/RYR0a5PauZ
— Noah Weiss (@noah_weiss) 2016, 1月 26
また、新部署が設立されるのは本社のあるサンフランシスコではなく、ニューヨークだ。ニューヨークという場所の魅力について、Weiss氏は「カーネギーメロン、MIT、プリンストン、コーネルなどの大学出身のすばらしい才能が集まっている」「スタートアップエコシステムは比較的若い段階にあるので、採用しやすい」「人や業界において多様性がある」といった点に言及している。
サンフランシスコ、シリコンバレーで人件費や家賃のすさまじい高騰が進む中、テック企業の東海岸進出は今後も見られる傾向になるかもしれない。
急速な成長が注目を集めているSlackであるものの、「まだ始まったばかり」であるというWeiss氏。「従業員の数は350人以下だし、有料アカウントは100万以下、ローンチからまだ2年も経っていない。できることはまだまだある」と意欲的に語る。Slack関連のニュースが今後もしばらく途絶えることはなさそうだ。
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