オーディエンス・ターゲティングのEyeotaが、GBやIVPなどからシリーズAで700万ドルを調達

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アドテク・スタートアップの Eyeota は今日、シリーズAラウンドで700万ドルを調達したと発表した。このラウンドはグローバル・ブレイン(東京)がリード・インベスターを務め、Infinity e.Ventures(北京・東京) と Project A Ventures(ベルリン)が参加した。Eyeota は海外オフィスのチームを編成、技術開発チームの拡大、他地域への市場展開に資金を使う計画だ。

グローバル・ブレインのパートナーである鈴木伸武氏は次のように述べている。

Eyeota の経験豊かなチームと他に類を見ない技術に感銘を受けた。彼らは将来有望で、グローバルのデータおよびデジタル広告業界において、トップ・ティアプレーヤーの一社になると確信している。

e27 へのメールの中で、鈴木氏は今回の出資が、グローバル・ブレインにとって日本国外でリード・インベスターを務める初のケースであると述べている。グローバル・ブレインはこれまで Eyeota の日本市場への参入を支援しており、今後は役員会の席に名を連ねることになる。

Project A Ventures は、Eyeota がアーリーステージの頃、最初に投資した VC だ。今回の調達ラウンドを受けて、Eyeota はこれまでに総額1,000万ドルを調達したことになる。

Eyeota はローカル・オーディエンスデータを扱う企業で、現在、ベルリン、デュッセルドルフ、ロンドン、メルボルン、シンガポール、シドニー、東京に拠点がある。同社は高品質のオーディエンスデータでブランドに力を与え、ブランドが対象となるオーディエンスを理解するのを支援し、適切なユーザに対し適切なタイミングで適切なメッセージを届けられるようにする。現在、データによる売上を上げている同社のパートナーには、CACI、Experian、Ipsos、Immobilienscout24、Netspring、Roy Morgan Research、Semasio などがいる。

Eyeota は2010年、Kevin Tan、Kristina Prokop、Trend Lloyd の3人により設立。2015年までに、同社の従業員数は創業時の2倍に増加している。

【via e27】 @E27sg

【原文】

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