ピンがある場所に集合ーー「これから飲もうよ」の誘いをより手軽にしてくれるグルメサービス「mogood」

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今日は仕事が終わったらそのまま帰宅してゆっくりしようなんて思っていたのに、「今、飲んでるからおいでよ」と友人に誘われて、予定はなかったけれど出かけることが誰にもあるはず。この「誘われたから出かける」をもっと増やすことができれば、外食産業そのものの活性化にも繋がるはずと開発されたのが、食事でつながるグルメサービス「mogood」です。

mogoodの使い方はというと、まずは食事の提案者がmogood上のお店にピンを立てて指定することから始まります。この時、表示されるのは現在地から1km範囲にあるお店。mogoodのデータベースに登録がないお店を指定したい場合は、提案者が自ら情報を登録(店舗名と地図上のおおまか位置等)します。こうして新たに登録されたお店については、運営事務局側で情報を追加し、それがデータベースに加えられます。

この店で食事しましょうと提案したユーザーは、食事や飲み会に参加する人を募集するためにFacebook、Twitter、LINEにその旨を投稿することが可能。mogoodのユーザーだけでなく、ピンポイントで友人に呼びかけることもできる仕組みです。

mogoodを開発したのは、Web制作事業を手がけるユニゾンベックス。同社はまた、天ぷら業態の店舗を2店舗運営しています。ところが、外食産業全体の売り上げは1998年をピークに低迷しており、天ぷら屋も苦戦を強いられています。同社の代表取締役である長石尚徳さんは、mogoodを立ち上げた理由についてこう話します。

「外食産業の低迷は天ぷら屋の運営でも強く実感しており、IT技術を用いて外食産業を活気づけることはできないかと考えました。そんな時、普段から友人とのご飯やお酒の席で必ずと言っていいほど出てくる「だれか呼べないの?」というセリフをヒントに、人が人を呼ぶグルメサービスを考えました」

店舗側がピンを立てる「店舗ピン」機能のリリースを予定しています。このピンにはクーポンが付与されるため、店舗は集客に役立てられることができるとのこと。気軽に外食を行うきっかけになることを目指すmogoodの目下の目標は、ユーザー数1万人の獲得です。店舗での外食体験を取材した記事を掲載したり、店舗と連携したキャンペーンなどを展開することでユーザーを増やしていく目論見です。

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