職人が家でも仕事ができるようにーー佐藤杏里さんが語る縫製クラウドソーシングサービス「nutte」の可能性 [THE BRIDGE FES]

Junya Mori by Junya Mori on 2016.1.31

「THE BRIDGE」と「C Channel」のコラボ企画「スタートアップインタビュー」をスタートします。「C Channel」のクリッパーが、「THE BRIDGE Fes」のデモピットに出場するスタートアップにインタビューしていきます。


今回インタビューしたのは、縫製に特化したクラウドソーシングサービス「nutte」を運営するステイト・オブ・マインドの佐藤杏里さん。

縫製職人は年収が200万円の人も珍しくなく、近年は縫製工場が潰れていっていることもあり、仕事をするのが困難な状況に置かれています。「nutte」は、家にミシンさえあれば個人でも縫製職人として仕事を続けられるように、と生み出されたサービスです。

「nutte」は2015年2月にリリース。同年11月には、ステイト・オブ・マインドはみずほキャピタル、ガイアックスグループ、個人投資家を引受先とする総額約3,000万円の第三者割当増資を実施しています。

関連記事

nutte

リリースから約1年で、ユーザ数は約4500ユーザに成長。「縫製職人に仕事を」と生み出された nutte では、すでに月収30万円を超えている職人さんも現れているそうです。

佐藤さん「当初の想定以上の反応が寄せられています。今後は、職人のテストなども実施して品質管理を行っていく予定です」

サービスを運営してきていくつか見えてきた課題も。ひとつは、職人さんの負担を減らすこと。当初の想定よりも、多様なオーダーが寄せられるようになったものの、職人側が柔軟に対応しているため、なんとか成り立っている状態。

佐藤さん「ユーザから「着物をドレスにしたい」「おばあちゃんのコートを直して欲しい」「1950年代風のワンピースをこの写真から作ってほしい」といったオーダーも寄せられています。こうしたオーダーにも、職人さんが歩み寄ってくれています」

このままでは職人さんの負担が大きいため、発注をシステム化していくことを予定しているそう。また、今後は資材の用意もnutte側で行うようにすることで、発注をより容易にしていく方針だそうです。

nutteは、今後、まず当初の想定どおりアパレルのニーズに対応していきます。その次の展開として、すでに起き始めている一般のユーザのニーズに応えていくこと。そして、その次の展開としては海外への対応を想定しているそうです。「ジャパンメイドは海外から評価が高い。将来的には、海外から発注を受けられるようにしたいと思います」と佐藤さんはコメントしています。

佐藤さん「nutteに登録している職人さんをインタビューするメディアの運営等も行っています。縫製職人という職種の魅力を伝えていくことで、職人をもっと増やしていきたいですね。近いうちに、nutteに登録している職人さんから年収1000万円を超える人を出す、というのが私たちの目標のひとつです」

お話を伺いながら、nutteにはいろんな可能性が秘められていることを感じました。同サービスの今後について話を聞いてみたいという方は、ブースに足を運んでみてはいかがでしょうか?

スタートアップによるスタートアップのためのお祭り「THE BRIDGE FES」は、2016年2月19日に開催!デモピット参加100社も募集しているので、関心のある方は情報をチェック!

startup-member

登録無料、スタートアップ会員募集中!

ビジネスマッチングやイベント参加/登録無料(審査有)

Junya Mori

Junya Mori

モリジュンヤ。2012年に「Startup Dating」に参画し、『THE BRIDGE』では編集記者として日本のスタートアップシーンを中心に取材。スタートアップの変革を生み出す力、テクノロジーの可能性を伝えている。 BlogTwitterFacebookGoogle+

メールマガジンに登録すると、THE BRIDGEに掲載されたニュースや、スタートアップイベント情報をゲットできます!

人気ニュース