インドの母親向けマーケットプレイス「mycity4kids」が、シリーズAラウンドで300万米ドルを調達

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mycity4kids

インドの母親向けオンラインマーケットプレイス・コミュニティであるmycity4kidsは、シリーズAラウンドで300万米ドルを調達した。資金を提供したのは SIDBI Venture Capital、Small Industries Development Bank of India のVC部門、そしてグルガオンを拠点とする YourNest Angel Fund だ。

2010年にローンチされた mycity4kids はオンラインのマーケットプレイスである。インドにいる母親はこれを使って子ども向けサービスの情報を検索したり、お勧め情報を探したりできるほか、ネットでの支払いもしくは代引きを使ってサービスの予約ができる。

母親を意識して作られたこのウェブサイトにはママブロガーや専門家のコミュニティがコンテンツを提供しており、250万のページビュー、月100万のビジター獲得をもたらしている。

また、バンガロール、ムンバイ、プネ、ハイデラバード、チェンナイなどインドの9都市で7万5,000のサービス提供業者がリストアップされている。

今後18ヶ月の間に、mycity4kidsは日常的にサービスを使うユーザを500万人に増やし、今後12ヶ月のうちに営業赤字を解消したいとしている。

CEO の Vishal Gupta 氏は次のように述べた。

当社の拡張計画では、このサービスを母親が日常的に使うものにすることを目指しています。最近、mycity4kids Family Organiser アプリをローンチしたことを始め、複数のモバイル主導の取組みを行っています。

このアプリにはシェアできるカレンダーとto-doリストがついている。カレンダーは親子ともに見ることができるので、母親が子どものスケジュールを立てるような使い方も可能だ。

このスタートアップによると、2014年から2015年にかけて約60万米ドル(4,000万インドルピー)の収益をあげたという。

収益の45%はブランド企業がスポンサーとなっているブログサービスが占めている。顧客企業には Kellogg’s、Amazon、Dettol、 P&G、Disney、Flipkart などがある(mycity4kidsによる)。収益の約50%は中小企業が掲載する広告料、残りは子ども向けイベントのチケット販売からである。

mycity4kidsは収益拡大のために販売拠点を3都市から16都市へ増やす予定だ。

母親人口の規模と価値こそ、当社が3年前にmycity4kidsに投資したきっかけです。すべての母親にとって欠かせないサービスになろうとする同社の計画はとても楽しみです。(YourNest Angel Fund CEO Sunil Goyal 氏)

【via e27】 @E27sg

【原文】

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