シロクが無料で利用可能なWeb版プッシュ通知解析サービス「プッシュさん」をリリース

Junya Mori by Junya Mori on 2016.1.19

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シロクが新たにブラウザを閉じていても、アプリのプッシュ通知のようにユーザに通知をすることが可能なWeb版プッシュ通知解析サービス「プッシュさん」の提供を開始した。

Googleは「Google Chrome 42」から、新機能としてページを閉じても送られてくるプッシュ通知機能の提供を開始。「プッシュさん」はこの機能を利用したサービスとなる。まずは、Androidブラウザから対応し、今後、PCのChromeブラウザへの対応を予定している。

プッシュ通知を配信をする際は、Webサイトと「プッシュさん」を連携。通知を許諾したユーザを集め、管理画面で時間と文言を設定するだけで簡単に配信することが可能となっている。

Chromeに新しく追加された機能であるため、ブラウザ版のプッシュ通知自体は他の企業も導入可能なものだが、リードエンジニアの尾川 茂氏は、「『プッシュさん』には、シロクがこれまで提供してきたアプリのプッシュ通知サービス「GrowthPush(グロースプッシュ)」の配信技術とノウハウが盛り込まれています」と「プッシュさん」の優位性についてコメント。

「プッシュさん」では、「Growth Push」と同様、A/Bテスト配信、セグメント配信、配信時間予約といったプッシュ通知配信機能に加え、解析ツールとしても活用することが可能だ。

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サービスリリースのタイミングでは、プッシュ通知配信と解析機能は用意されており、セグメント配信やA/Bテスト配信は順次対応していく。「プッシュさん」開発責任者であり、リードディレクターの石田 真一朗氏は、

石田氏「『プッシュさん』は無料で利用可能となっています。その代わり、1日1回までしか配信できないという制限を設けている点が、既存の「Growth Push」とは異なります。Web版のプッシュ通知はまだ世の中に普及していないため、まずはリリースしてみて反応を見ながら、今後の条件やビジネスとしてどうスケールさせるかといったことを考えていく予定です」

とコメント。まだ世の中に普及していない、とする一方で、事前に「プッシュさん」を導入したコミュニティサービスやニュースサービスにおいて、配信した母数に対する呼び戻し率が17%という効果も出ているという。

石田氏「相性が良いのは、Webメディアに利用してもらうこと。たとえば、キュレーションメディアがランキング一位の記事を通知したり、ソーシャル系のサービスだと「いいね」やコメントされたことを通知するなどの使い方を想定しています。コマースの場合は、ヘビーユーザに対してセールやクーポンの情報を配信するなどの使い方が想定されます」

Web版プッシュ通知は、サイトへの再訪問を促す代表的な手法であるメルマガや各種ソーシャルメディアのような用途が近いようだ。一方で、「導入や利用自体は簡単にできるため、オウンドメディアやブログなど、Webサイトを運営している人であればどなたでも利用してもらいたい」と石田氏は語る。

シロクは「プッシュさん」を無料で提供することにより、Web版プッシュ通知に対する反応を確認するとともに、「Growth Push」と、アプリ開発会社向けのグロースハック支援ツール「Growthbeat(グロースビート)」の顧客拡大を目指す。

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Junya Mori

Junya Mori

モリジュンヤ。2012年に「Startup Dating」に参画し、『THE BRIDGE』では編集記者として日本のスタートアップシーンを中心に取材。スタートアップの変革を生み出す力、テクノロジーの可能性を伝えている。 BlogTwitterFacebookGoogle+

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