「無限タイムラプス」を実現するカメラ「Enlaps Tikee」

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Enpaps Tikee

一定間隔の時間で撮影した写真を繋げて仕上げるタイムラプス動画。風景などが徐々に変化していく様子を短時間に凝縮できるのがその醍醐味だろう。

よりダイナミックな変化を捉えるには長時間撮影する必要があるが、数時間ならともかく、数日間、数週間といった長期間の撮影を行おうとすると大変だ。カメラのバッテリーも持たないし、写真を保存するストレージ容量もいっぱいになってしまう。

この悩みを解決してくれるかもしれないのが、現在、Kickstarterでクラウドファンディング中の「Tikee」だ。

Enpaps Tikee

パノラマでタイムラプス撮影が行えるカメラを搭載したデバイスだが、一番大きな特徴はバッテリーだろう。ソーラーパネルを搭載し、太陽光で自家発電しながら撮影を続けることができるという。

Enlaps Tikee

さらに、撮影した画像はネットワーク経由ですぐにクラウドにアップロードされて保存されるため、ストレージ容量を気にする必要が無い。SDカードスロットもあるが、基本的にバッファとして使用されるのみ。ネットワークに接続できない場合に撮影画像がSDカードに保存される。

「Tikee」を使えば、バッテリーも保存容量も気にしない「無限タイムラプス」の環境が簡単に構築できるというわけだ。なお、フル充電したバッテリーであれば、太陽光がない環境でも、10分間隔のインターバルで約1週間の撮影が可能だという。

Tikee

また、クラウドに保存された画像・動画は、パソコンやスマートフォンのブラウザからWebアプリにアクセスし、フィルターやパン&ズームの効果をつけたりと、特別なソフトをつかわなくても編集が可能。つくった動画をSNSへのシェアもかんたんだ。

製品モデルは「Tikee」とその上位モデルにあたる「Tikee Pro」という2つがある。「Tikee」はWi-Fi専用モデル。「Tikee Pro」は、GSM対応のSIMを内蔵し、GPS搭載、画像もRAW保存できるという差がある。屋外で真の「無限タイムラプス」を実現するなら、Wi-Fiの親機のバッテリーを気にする必要のない「Tikee PRO」を選ぶのが賢い選択だろうか。

市販予定価格は、「Tikee」が599ユーロ、「Tikee PRO」が799ユーロ。現在、Kickstarterでクラウドファンディングを行っており、それぞれ349ユーロ、449ユーロの支援から入手可能。別途送料25ユーロで日本への発送も可能だ。配送開始は2016年8月が予定されている。

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