中国のVR企業DeePoon(楽相)が、Xunlei(迅雷)とKaiying(愷英)からシリーズBで3,000万ドルを調達

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バーチャルリアリティ用ヘッドマウントディスプレイを開発している DeePoon(楽相)は、シリーズBラウンドで Xunlei(迅雷)とKaiying Network Technology(愷英網絡科技)から3,000万米ドルを調達した。このラウンドにより、DeePoon の運営会社 Le Xiang Technology(上海楽相科技)の評価額は約8億元(約140億円)に達する。

DeePoonは2015年4月に設立、Hollysh(鴻立文化伝播)より数千万元にもおよぶシード投資を受けた。同社は10月にはシリーズAラウンドで Double Safe Guard(双安資産)から資金を調達している。

DeePoon VR では、VR のコンテンツに加えてヘッドマウントディスプレイも開発している。DeePoon の技術は PC とモバイルプラットフォームの両方でサポートされている。DeePoon のVRコンテンツ配信プラットフォームである 3Dbobo は150万人以上のユーザを獲得しているという。

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Xunlei は映像サービス・ソリューションを提供する企業であり、2014年5月にはアメリカで再上場した。同社サービスを現在利用しているユーザが中国市場における新進気鋭のVRコンテンツにとって理想的な見込み客になるとされている。

Xunlei、Kaiying、DeePoon の3社は、Xunlei のデスクトップダウンロードツールCDN(Content Development Network)を活用し、製品やユーザベース、クラウドサービス、プラットフォーム構築、ゲーム開発においてコラボレーションを行っていく予定だ。

Kaiying はオンラインゲーム開発を強みとし、FC Miracle など多くのゲームの研究・開発を手がけている。同社は今回のラウンドにおいて、VRコンテンツ開発に対する巨額の投資を行った。DeePoon VR と Kaiying は現在 FC Miracle を含む新規プロジェクトにおいてコラボレーションを行っている。

中国のヘッドマウント型VR機器市場には現在、LeVR、Ling VR、3Glasses、AntVR キット、Baofeng マジックミラーなど多くの競合が存在している。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】

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