本稿は、THE BRIDGE 英語版で翻訳・校正などを担当する “Tex” Pomeroy 氏の寄稿を翻訳したものです。オリジナルはこちら。
1776 Challenge Cup の東京予選が昨日、日本で初めて開催された。今年のコンペティションに参加した23人のピッチ登壇者の中から5チームが入賞者に選ばれた。入賞者には、1776 の世界本戦のピッチに参加するための航空運賃などが提供される。本戦はワシントン DC で6月に開催される予定だ。
今回の会場は、1776 と東京予選のスポンサーとなった Japan Innovation Network(JIN)との提携を発表する場ともなった。 JIN の専務理事である西口尚宏氏のほか、アメリカ大使館の代表がこのセッションに参加した。
東京予選の入賞者はアルファベット順に、Dot(ソウル)、Horsepower(マニラ)、我らが地元の Molcure(東京)、Picktale(北京)、Skootar(バンコク)。東京予選の参加者の顔ぶれにも、これらの入賞者の出身国の分布が反映されていた。振り返ってみると、ピッチのクオリティは特筆すべきものだった。私見では、入賞しなかった登壇者も含め、Alesca Life(愛勒康) や GeiLi Giving(給力) といった北京からの登壇者のレベルがすごく高かったように感じた。
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Dot は点字を出力するスマートウォッチで、Horsepower はフリーランサーや中小企業を対象とした経費精算のフィンテック・スタートアップだ。Picktale は子供向けのデジタル・ピクチャーブックで、Molcure は抗体医薬品開発サービスを扱う。Skootar はバンコクで信頼できるスクーターメッセンジャーを、中小企業につなぐオンデマンド・サービスだ。
審査員は、ワシントン DC に拠点を置き、スタートアップに特化した VC である 1776 のマネージングディレクター David Zipper 氏、ラーニング・アントレプレナーズ・ラボの創業者兼 CEO 堤孝志氏、500 Startups Japan のパートナー James Riney 氏、フィリップスの笠原哲治氏(フィリップスは Challenge Cup のスポンサーの1社である)、ビジネスモデルイノベーション協会代表理事の小山龍介氏が務めた。
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