創業5期で年商43億円超、アカツキが東証マザーズ上場へ

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シンデレラナインやサウザンドメモリーズなどのゲーム開発・運用を手掛けるアカツキは2月12日、東京証券取引所への新規上場申請を実施し承認された。証券コードは3932、市場区分はマザーズ。220万株を公募し、110万株を売出す。(オーバーアロットメントは49万5000株)。主幹事は野村證券が務める。

価格の仮条件は2月26日に決定し、ブックビルディングの期間は3月1日から3月7日までとなっている。価格決定は3月8日。平成27年3月期の決算は売上高が43億4400万円で、経常利益は6億100万円。直近の第6期第三四半期の売上は39億2600万円で、経常利益が13億8400万円(※)となっている。

※補足追記:第6期第三四半期の経常利益13億8400万円は同社連結での数字でした。追記して補足させていただきます。

上位株主としては代表取締役の塩田元規氏が39.92%(同氏の資産管理会社サンクピアが19.52%)、取締役の香田哲朗氏が19.52%(塩田氏と同じく同氏の資産管理会社Owl Ageが9.76%)を保有している。これにグロービス・キャピタル・パートナーズ(グロービス4号ファンド投資事業有限責任組合無限責任組合員)が4.54%、リンクアンドモチベーションが4.03%、Globis Fund IV,L.P. が2.72%と続く。

左から社外取締役の勝屋久氏、代表取締役の塩田元規氏、同取締役の香田哲朗氏、非常勤監査役の小泉文明氏
左から社外取締役の勝屋久氏、代表取締役の塩田元規氏、同取締役の香田哲朗氏、非常勤監査役の小泉文明氏(2014年5月撮影)

アカツキの創業は2010年6月。mobageやGREE上でのソーシャルゲーム提供で業績を伸ばし、2013年11月にiOS版を公開(Android版は翌12月)したスマートフォン向けRPGのサウザンドメモリーズは配信半年でユーザー数200万人を突破するなど好調が続いていた。

2014年5月には元IBM Venture Capital Groupパートナー日本代表で、プロフェッショナルコネクターとして活躍中の勝屋久氏を社外取締役に、また、メルカリなど複数のベンチャー企業経営に携わる小泉文明氏を非常勤監査役に迎えている。

※これらの情報は有価証券報告書および過去の本誌取材記事を参考にまとめた

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