排便予測デバイス「D Free」がNEDO助成事業に採択——Hack Venturesからとあわせ、最大1.2億円を調達

by Masaru IKEDA Masaru IKEDA on 2016.2.4

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排泄予知ウエアラブルデバイス「D Free(ディー フリー)」を開発するトリプル・ダブリュー・ジャパンは今日、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)が実施する「研究開発型ベンチャー支援事業/シード期の研究開発型ベンチャーに対する事業化支援(通称:STS助成金事業)」に採択されたことを明らかにした。

今回の採択により、トリプル・ダブリュー・ジャパンが NEDO から受けられる助成金の金額は最大で7,000万円。また今回、同社は大阪市や阪急電鉄などが出資するハックベンチャーズから5,000万円を資金調達したことを明らかにしており、最大で1.2億円の資金を手にすることになる。これは、昨年4月の、ニッセイ・キャピタルとアイスタイルキャピタル(現 iSGS Investment Works)からの資金調達(調達額非開示)に続くものだ。

D Free は、超音波を使って腸内の便の大きさを計測、人が便意を感じるようになる仙骨が刺激されるまでの時間を予測してくれるので、ユーザはあわててトイレを探す必要がなく、便失禁の心配から解放される。健常者はもとより、パーキンソン病患者、身体障害者や高齢者など容易にトイレにたどりつけない人々が、おむつの利用をする必要が無くなり、人間が自身の尊厳を取り戻すのを助ける。

トリプル・ダブリュー・ジャパンによれば、現在、排尿を予知する機能を搭載した「DFree(β版)」を用いて介護施設にてトライアルを実施しており、この結果に基づいて量産を行い、2016年春以降に介護施設向けの排泄ケアパッケージサービスとして販売開始する予定だ。

同社は昨年、2ヶ月間 のメンタリングを経てプロダクトをブラッシュアップするプログラム「HEART CATCH」の第1回バッチに参加。この際には、排泄に問題を抱えるアクティブシニアに加えて、身体の外だけではなく内側から美しくなろうとする女性たちに向けた、下剤やサプリメントに頼らない、自然な方法での健康的な排泄習慣を促すデバイスにもしていきたい、と明らかにしていた。

トリプル・ダブリュー・ジャパンは昨年3月、オーストリアのスタートアップ・カンファレンス「Pioneers Festival」の東京予選で優勝。これまでに、超音波や放射線による画像診断を専門とする放射線科医師である河田悠介氏、エス・エム・エス 介護事業本部長の福田升二氏、日本コンチネンス協会首都圏支部長の牧野美奈子氏らが、トリプル・ダブリュー・ジャパンの顧問やアドバイザーに就任している。

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