ジャカルタのカスタムメイド家具EC「Fabelio」がシリーズAラウンドで200万米ドルを調達

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南ジャカルタを拠点とするオンライン家具店、Fabelio は本日(原文掲載日:1月27日)、Venturra Capital 率いるシリーズAラウンドで200万米ドルを調達したと発表した。

既存の投資家である 500 Startups と IMJ Investment Partners もこのラウンドに参加した。Venturra Capital のパートナー Stefan Jung 氏が Fabelio の取締役会に加わることになる。

500 Startups のパートナー Khailee Ng 氏は、次のようにコメントしている。

Fabelio の驚くべき成長は、持続可能性をはっきりと重視した方針も相まって、500 Startups が Fabelio に追加投資を行う十分な材料となりました。

同社チームは収益性と企業文化に重点を置きながら、どうすればeコマーススタートアップが果敢に成長していくことができるかを示した模範的事例です。

Fabelio は調達した資金を利用して、マレーシアやシンガポールなどの新興地域市場の開拓だけでなく、新技術の開発、物流インフラの強化、より多彩な商品ラインナップを提供することを計画している。

Fabelio のCEO兼共同設立者である Krishnan Menon 氏は e27 へのメールで次のように語った。

今回調達した資金を利用して、弊社は物流などの他にマレーシアでの供給市場開拓も今年行う予定です。2016年後半あるいは2017年前半にはマレーシア市場に進出しているでしょう。できれば、シンガポール市場にも進出したいと思っています。

実際、グローバル展開を率いる幹部チームの雇用を戦略的に行いました。東南アジア市場は広く開かれていますから、積極的に開拓するつもりです。

同社はチームを増強し、2016年3月には南ジャカルタの Panglima Polim で新しいショールームをオープンする予定だ。

Fabelio は2015年7月に、500 Startups や KK Fund、IMJ Investment Partners から50万米ドルのシード資金を調達した

2015年6月にローンチされてから、Fabelio は既存のサプライチェーンを合理化し、デザイン制作プロセスを刷新することでより手頃な価格で高品質な家具を提供することを目標としている。

社内のデザインチームが開発した製品を提供する一方で、Fabelio は地域の「家庭・生活用品」ブランドとも協力関係を築いている。同社はプロジェクトや供給管理ツールだけでなく、オンラインマーケットプレイスも提供している。

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【via e27】 @E27sg

【原文】

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