ユニコーンの失速:インドのコマース、Flipkartが評価額を150億ドルから110億ドルに下げる

Takeshi Hirano by Takeshi Hirano on 2016.2.29

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Image Credit : The Tech Portal

<ピックアップ> Falling unicorn: Flipkart’s value drops from $15 billion to $11 billion

インド市場に合わせて急成長中のコマースサイト、Flipkartに黄色信号が点っている様子です。モルガンスタンレーの投資信託会社のひとつ「Institutional Fund Trust Mid Cap Growth Portfolio」が同社の株価を1株あたり103.97ドルと算定、これから算出される評価額はこれまで152億ドルだったものが110億ドルまで下がったそうです。

この手のリークものでおなじみのThe Informationがモルガンスタンレーの開示情報から報じたもので、モルガンスタンレーが評価を下げたのはFlipkartだけではなく、ビッグデータ関連のスタートアップ、Palantir Technologies(32%下落)や、Dropbox(25%下落)もまた評価を落としているとのこと。

記事によると、これらの背景には、2015年Q4あたりをターニングポイントとする、よりコンサバな雰囲気が投資家に広がっていることを反映しているみたいです。テクノロジーでただ既存産業の課題を解決するだけでなく、より継続的なビジネスモデル、収益構造を求めるといった風潮で、ここ10年以内で投資している投資家たちはこぞってイグジット先を探してて、それが重なってるんでしょうね。受け入れる先は当然、利益体質な企業を望みます。

こういったこともあって、Flipkartが拠点とするインドでは、いわゆるUberライクのスタートアップが合併や買収を続ける状況があり、それぞれレイオフなどを通じて収益体質への改革を進めているそうです。

via VentureBeat

Takeshi Hirano

Takeshi Hirano

ブロガー。TechCrunch Japan、CNET JAPANなどでテクノロジー系スタートアップの取材を続け、2010年にスタートアップ・デイティング(現THE BRIDGE)を共同創業。1977年生。(株)THE BRIDGE代表取締役

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