ワンクリックで立ち上がる手軽なビデオチャットサービス「1meeting」が20万アクティビティを突破

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Hangoutを使いながら、リモートワークをする組織も増えてきた。THE BRIDGEも海外や地方での取材をすることも多く、普段のやりとりはSlackなどのオンラインツールやビデオチャットでのリモート会議も日常的。

そうしたリモートワークに欠かせないビデオチャットサービスにおいて、日本発で着実にサービスを成長させているのが福岡を拠点に活動してるグルーが提供している1meetingだ。

1meetingは、同サイトにいきURLを発行するだけで、すぐにビデオチャットが始められるサービス。ログインやユーザ登録の必要がなく、URLを発行すればすぐにビデオチャットができる。グローバルではappear.inがよく知られているが、その日本版サービスといえるだろう。

「appear.inと機能も同じく、簡単にURLを発行しすぐにビデオチャットが開始できます。ただ、appear.inは英語サイトなのですが1meetingは日本語サイトなので、日本人の方によく使われています」

そう話すのは、グルー代表取締役の迫田孝太氏。2011年創業で、創業当時はgluecastというビデオチャットサービスをリリースしていた。UIや機能などをシンプル化したして2013年から1meetingを運用している。

「2013年当時は、まだWebRTCが盛んではない頃から開発していたこともあり、リアルタイムコミュニケーションに関連した開発のノウハウが溜まってきました」と迫田氏は話す。1meeting自体は無料だが、有償でカスタマイズや法人様向けプライベートミーティングシステムを提供。企業内に組み込むためのカスタマイズパッケージで収益をあげている。

そんな1meetingは、サービス開始から2年を経た2月15日に20万会議室(1meetingが使われた回数)を突破したと発表。日本国内でさまざまな企業に使われているという。一度使ってもらった企業からの継続利用も高く、「サービスに対して着実にファンが増えてきている」という。

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また、グルーは他にもGemediarという動画配信プラットフォームを提供している。さまざまなデバイス向けに動画ファイルを自動変換することができ、またYoutubeなどと違いセキュアでダウンロードなどができない動画配信サービスだ。セミナーや社内向けの配信、商品やサービスのPR動画作成などに使われている。ToB向けに動画配信するサービスで、月額制ながらこちらも解約率が少なく、一度契約した企業が継続利用しているという。

1meetingもGemediarにも共通するものとして、利用者のニーズを汲み取り、自社サービスをもとに開発へとつなげていく道筋だ。スタートアップとはいえ、自社のサービスのみで利用を拡大するのも道だが、自社のサービスの技術やプラットフォームをもとに、法人向けにカスタマイズする道をメインに据え置き、C向けではなくB向けに着実に売上をあげていくスタイルといえる。

迫田氏も福岡で起業しながら、技術の精度や開発のノウハウを蓄積していきながら経営している。今後は、自社のサービスを成長させつつ法人向けに力をいれていきながら事業を成長させると迫田氏は話す。サポート体制や組織づくりを固めながら、どこかのタイミングで出資など企業としての成長も視野にいれているという。

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