SI大手のインフォコムとFenox VC、多国籍スタートアップ・アクセラレータ「GnB」をジャカルタに開設

Masaru IKEDA by Masaru IKEDA on 2016.2.22

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22日18時更新:GnB の責任者に関する内容を追記

東京のシステム・インテグレータであるインフォコムと、シリコンバレーに拠点を置くベンチャーキャピタルである Fenox Venture Capital(Fenox VC)は今日、インドネシア・ジャカルタ市内に東南アジアのスタートアップを対象とする多国籍アクセラレータ「GnB(ジーアンドビー)」を開設することを明らかにした。インフォコムと Fenox VC は、2013年9月に戦略的パートナーシップ契約、2014年8月に北米や東南アジアを投資対象とする2,000万ドル(当時のレートで約20億円)規模のファンドを共同組成しており、今回のアクセラレータ開設は、両者間において3つ目のステップとなる。

インフォコムは帝人を親会社に持ち、2011年1月にはブログ・プラットフォーム「Movable Type」の開発元シックス・アパートを買収したことで知られる。インフォコム傘下のネットビジネス専業会社アムタスは、「めちゃコミック」といった電子コミックアプリを展開する一方、同様のサービスのアジア展開にも注力している。一方、Fenox VC はシリコンバレーを拠点に日本、東南アジア、アメリカなどのスタートアップ65社以上に出資しており、Fenox VC の共同代表パートナー兼CEO Anis Uzzaman 氏は、2015年の同社の日本国内のスタートアップ向けの出資総額は24億円に上ったことを明らかにしている。

Fenox VC のコーポレートカラーである「緑」と、インフォコムのコーポレートカラーである「青」から、Green and Blue をもじって「GnB」と名付けられたこのアクセラレータはジャカルタ市内に開設され、東南アジアからユニコーン(評価額10億ドル以上のスタートアップ)を輩出することを目標に掲げている。GnB の運営責任者には、スマートフォン決済ソリューションを手がけるコニットを創業・経営していた橋本謙太郎氏が就任する(コニットはミクシィに買収され、橋本氏は現在、インフォコムの戦略投資チームに所属)。輩出されたスタートアップのうち、将来性の見込めるチームに対しては、インフォコムと Fenox VC の共同ファンド「Fenox Infocom Venture Fund Ⅴ」からの出資や、両社がリードを務めた協調投資の機会が提供されることになるだろう。

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Masaru IKEDA

Masaru IKEDA

1973年大阪生まれ。インターネット黎明期から、シンクタンクの依頼を受けて、シリコンバレーやアジアでIT企業の調査を開始。各種システム構築、ニッポン放送のラジオ・ネット連動番組の技術アドバイザー、VCのデューデリジェンスに従事。SI、コンサルティング会社などを設立。Startup Digest(東京版)キュレータ。

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