SoundCloud の厳しい財務状況、一部で広がるシャットダウンへの不安

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Image: SoundCloud
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<ピックアップ>OUCH: SOUNDCLOUD LOSSES SHOW A BROKEN BUSINESS MODEL IN DESPERATE NEED OF A FIX

音楽ストリーミングサービス SoundCloud の将来に対する不安が一部で広がっている。クリエイターを中心に人気の同サービスは、Bloombergのレポートによれば月間リスナーは1億7500万になり、ここ最近は順調にユーザー数を拡大させてきた。そんな絶大な人気を誇るSoundCloudだが、その財務状況は厳しい。

Music Business Worldwideが伝える内容によれば、2014年には4419万ドルの赤字を出しており、収入は1735万ドル。2012年から2014年の3年間で、SoundCloudは約8600万ドルの損失を出しており、それに対して収入は4100万ドルだけなのだ。

一方で、2014年には採用を強化しており、社員数は21パーセント増加、それに伴って給料の支出も42.5パーセントアップしていることを同記事は伝えている。2014年にはシリーズDラウンドの調達で米国のInstitutional Venture PartnersやCherin Groupから6000万ドルの調達をしており、今年に入ってからも3500万ドルをデットファイナンスで調達している。

Twitter が同社を買収するかもしれないという噂が業界に流れたのはもはや2年近くも前のことになるが、その後もSoundCloudはユーザー数を成長させながらも収益化には苦労を続けている。今回の厳しい財務状況の報道が注目されてから、英国のメディア Independent は、SoundCloudの代替サービスを紹介するなど、今後の不安が一部で広がっているようだ。

今年1月にはユニバーサル・ミュージックとのライセンス契約を締結し、2月にはラジオ機能「Stations」もローンチした。こうした提携や新機能のローンチによって、いかに大きなユーザーベースを活用して収益化を進めていくことができるか。SoundCloudに残されている時間は、実はもうあまり長くないのかもしれない。

via. Music Business Worldwide

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