動画クリエイターが制作ノートを通じてナレッジをシェアするサービス「Vook」β版がリリース

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Vook

渋谷に拠点を置く動画ベンチャーのアドワールが、動画クリエイターが自身の経験や知識を制作ノートという形で共有するサービス「Vook」をリリースした。

Vookは、動画クリエイターが普段の制作現場で得た知識や経験を、制作ノートとしてクリエイター同士で共有するサービス。今回リリースされたのはβ版となっており、利用できる動画クリエイターは限定されているが、将来的に一般公開していく予定だという。

アドワールは、日本をテーマにしたCMコンテスト「my Japan Award」や、地域を動画で伝えるサマーキャンプ「Creative Summer Camp」などを立ち上げ、運営してきた岡本俊太郎氏と阿部剛平氏の2人が立ち上げた動画ベンチャー。

彼らは、Web動画やVRなど様々なシーンで動画の活用が高まっている一方で、動画制作に関する知識や経験はクリエイター達の間でも偏っていることが多いことに疑問を感じ、動画クリエイターたちのナレッジを体系化・集積化していくために「Vook」を立ち上げた。アドワール代表取締役の岡本氏は、Vookについてこのように語る。

岡本氏「動画系スタートアップはたくさんありますが、これまで動画クリエイターに密着したサービスはありませんでした。

私たちは、日本をテーマにしたCMコンテスト「my Japan Award」や、地域を動画で伝えるサマーキャンプ「Creative Summer Camp」などを運営した経験から、動画の制作現場には様々な課題があることに気づきました。

「動画元年」と呼ばれるように、動画需要の急速な高まりも相まって、クリエイターが集中して制作に向き合える環境づくりが何よりも大切と考えています。動画は、世界の共有言語であり、ネットではすぐに世界中の人に伝えられる面白さがあります。

これから日本の動画クリエイターの制作環境をより良くし、 クリエイティブで面白いコンテンツやコミュニケーションが日本からたくさん世界に出て行くようにしたい、そんな想いでこのVookを運営しています」

動画が活躍する場面は広がっている一方で、動画コンテンツを作るクリエイター側は増えていない。彼らが始めた「Vook」は将来的に動画クリエイター向けの教育サービスや、クリエイターのネットワークとしても展開できる。クリエイターに対して、共有するインセンティブをうまく設計していくことができれば、面白いことになりそうだ。

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