To-Do管理の自動化アプリ「Swingdo」がバージョンアップ、位置情報と連携するタスクのレコメンド機能が追加

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東京に拠点を置くスタートアップ BHI は、インフォメーション・オーバーロード(情報過多)対策にフォーカスしたモバイル・ソリューションを提供するスタートアップだ。昨年末にリリースした同社の To-Do 管理アプリ「Swingdo」の iOS 版が17日に ver 2.0 にアップデートされ、興味深い機能が4つ追加された。

1. タスクと場所が紐付いているときに、位置情報に応じてタスクの優先度が上がってレコメンドされる機能、2. メールの返信漏れ抽出機能、3. To-Do 完了時の「イイネ」アイコンやメールタスク完了時の「紙飛行機」アイコン、4. 姉妹アプリである「Swingmail」のメール返信履歴からタスクを作る連携機能の強化、だ。

また、2月には Swingdo は既存の iOS 版に加えて、Chrome エクステンションがリリースされた。これにより、モバイルのみならず、デスクトップからも Swingdo の基本機能が利用できるようになっている。Chrome エクステンション、iOS 版は両者間で情報が同期連携する。

Swingdo のユーザからは、エクステンションでいいからデスクトップでも使えるインターフェイスを出してほしいという要望が多くありました。それに応えた形です。

Wunderlist をはじめとする To-Do 管理の世界3強においても、Chrome エクステンションとスマートフォンの併用ユーザが多いので、その流れに沿った形です。(BHI CEO 日昔靖裕氏)

4月には Mac 用デスクトップ版、5月には Android 版がリリースされるということなので楽しみにしたい。

一方、Swingdo の前身であり、現在は姉妹アプリとも言える SwingmailTHE BRIDGE で初めて紹介したのは2013年6月にさかのぼる。当時からメッセージングの効率化や、メッセージからタスクを自動抽出・生成するためのエンジンを3度にわたって作り直したそうだ。

1度目と2度目(のエンジン)ははっきり言って失敗でした。世界的にもメールからタスクを自動生成しているところは、あまりない。人や履歴を紐付けたり外したりするロジックが非常に難しかった(日昔氏)

SwingMail についても Swingdo 同様、アップデートが続けられており、最近では重要なメッセージのみを表示させたり、重要ではないメッセージをミュートしたりできる機能が追加されている。

BHI は2014年4月、シリーズAラウンドで資金を調達しているが、調達金額、調達先については開示していない。

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