CAMPFIREが目標金額を達成ならずとも資金の受け取りが可能な「All-In」の仕組みをリリース

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先日、家入一真氏が代表に復帰し、手数料を5%へと引き下げたことで話題となったクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」がまたまた新たな発表を行った。

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クラウドファンディングは、目標金額が達成されなかった場合、支援者にお金が戻り、プロジェクトの起案者にはお金が渡されない「All or Nothing」の仕組みをとるところが多い。

CAMPFIREも例外ではなく、「All or Nothing」の仕組みとなっていたが、本日新たに目標金額を達成できなくても資金の受け取りが可能な「All-In」の仕組みをリリースした

今後、プロジェクトを立ち上げる起案者は、「All or Nothing」か「All-In」を選ぶことができるようになる。合わせて、プロジェクト掲載にあたっての審査基準の見直しも発表。必要最低限の審査でプロジェクトの掲載が可能になるという。

ただし、「All-In」が選択可能なプロジェクトは、すでに実行が確約されている、もしくは集まった金額に関わらず実行が可能なプロジェクトではないと選択できない。お金だけを集めて何も実行しない、といったことは起きないよう配慮されている。

人々からの支援を受けやすく、大きな金額を集めやすいのは従来通り「All or Nothing」の仕組みだろう。「All-In」の仕組みができることで、これまでより掲載が気軽になり、小さな金額を目標としたプロジェクトの掲載が増えるのではないかと考えられる。

手数料の引き下げに、「All-In」の導入、そして審査基準の見直し。CAMPFIREは同サイト上でプロジェクトを掲載する人を増やすための施策を打ってきている。こうしたCAMPFIREの動きに、呼応する他のプレイヤーも出てきた。

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CAMPFIREの動きが、どのような影響を日本のクラウドファンディングにもたらすか。その動向に注目したい。

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