不快な糖尿病生活から解放してくれるかもしれない、状況に応じて自動的に薬を投与してくれる皮膚パッチ

Yukari Mitsuhashi by Yukari Mitsuhashi on 2016.3.27

<Pick Up> Controlling diabetes with a skin patch

日常的に指先から採血したり、インスリンを注射したり、針とともに生活することが求められる糖尿病。そんな不快な生活から解放してくれるかもしれない電子皮膚パッチのプロトタイプが発表されました。

皮膚パッチが、汗の中の血糖値を測って体の状態をモニタリング。状況に応じて、必要ならマイクロニードル(顕微針)が熱されて、そこから薬が自動的に投与される仕組みです。

プロトタイプを開発するのは、ソウル大学校のDae-Hyeong Kim助教授と、折り曲げることができる電子回路を開発するマサチューセッツの「MC10」の研究員たち。この同じチームは、2年前にパーキンソン病の患者に向けた同様の皮膚パッチをプロトタイプしています。

大人なら、自分で状態に気がついて急いでインスリン注射をすることもできるでしょうが、子どもの場合、それは親や保護者に委ねられます。このプロセスを自動化できれば、糖尿病と闘う人たちの生活を大幅に変えてくれるのではないでしょうか。

データが蓄積されていくため、それをウェアラブルやスマホなどに転送して把握できるようにする構想もあるとのこと。一刻も早い実用化が望まれます。

via. MIT Technology Review

“summercamp"/

Yukari Mitsuhashi

Yukari Mitsuhashi

三橋ゆか里。東京在住のTechライター。フリーランスになる前は、日本のスタートアップ数社にて勤務。彼女のブログ「Techdoll.jp」は、海外のスタートアップを日本市場に紹介している。映画「ソーシャル・ネットワーク」の日本語字幕と吹替を監修。Twitter アカウント @yukari77

メールマガジンに登録すると、THE BRIDGEに掲載されたニュースや、スタートアップイベント情報をゲットできます!

人気ニュース