米ゲーム業界のベテランたちが5000万ドルの仮想・拡張現実のファンドを設立、gumiの國光氏も主要GPとして参加

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Venture Reality Fund の Marco DeMiroz 氏。
Image Credit: Venture Reality Fund

業界のベテラン2人が5,000万ドルのベンチャーキャピタルファンドを立ち上げる。投資対象はアーリーステージの仮想現実、拡張現実、そしてミックスド・リアリティのスタートアップたちだ。

Marco DeMiroz 氏は以前に PlayFirst で最高経営責任者を、Tipatat Chennavasin 氏はモバイルゲームメーカーの Big Head Modeでトップを務めていた人物だ。この2人が現在、急成長中のVR、AR、そして MR の分野の幅広い企業へ投資するファンド「Venture Reality Fund」を立ち上げた。(編集部注:gumi代表取締役の國光宏尚氏も彼ら2人と同じゼネラル・パートナーとして同ファンドに参加している)

調査会社の Digi-Capital が、2020年までに1,200億ドル規模の市場になると期待している AR や VR の分野で成長しつつあるエコシステムの一部を担うことになる。

「起業家たちが、この業界を形取るテクノロジーをより早く市場に出せるよう、支援していきます。この重要なタイミングで、必要な資金、インサイト、戦略的な関係性などを彼らに提供することで、その成長にいいインパクトを与えたいと考えています」。

また、ファンドの運営者たちはウェブサイトでこう説明している。

「未来を予測する最良の方法は、それをつくることです。2番目に良い方法は、それに投資することです。新たに立ち上げたこの機関が、変化を生み出すことができると信じています。そして、VR やAR、MRを最高の形で実現する後押しをしていきます」。

VR や AR 関連企業に投資する他のファンドも設立されつつある。その内のひとつ、1000万ドルの Presence Capital のファンドは12月にスタートした。

DeMiroz 氏は以前、JauntVR に投資をしている Evolution Media Partners でマネージングディレクターを務めたことがあった。現在も彼は経営陣のオブザーバーとして在籍している。彼は、モバイルマーケティングのリーディング企業である Swrve の経営陣でもあり、その他の様々な VR・AR 関連市場のメディアやテクノロジー企業にアドバイスをしている。

一方の Chennavasin 氏はインタラクティブなVR・AR、360度動画の両方で製作の経験を有している。VRを製作している最中に、偶然、自身の高所恐怖症が改善されたことから、VRの可能性に魅せられた。彼はモバイルゲームスタートアップの Big Head Mode で共同創業および CEO の経験を持った起業家でもあり、VR に集中するために会社を PlayFirst に売却している。また、Rothenberg Ventures でVRの専門家を務め、River New Frontier Accelerator Program というアクセラレーションプログラムを共同創業している。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

 

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