Tencent(騰訊)が、中国の教育プラットフォーム「ABC360」にシリーズBで1,530万米ドルを出資

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Image Credit: ABC360
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杭州に拠点を置くオンライン語学教室の ABC360は、火曜日(3月1日)に1億元(1,530万米ドル)のシリーズBラウンドを終了したことを発表した。このラウンドを主導したのは Guojin Investment(江蘇省国信資産管理集団)で、他にも Tencent によるスタートアップアクセラレータ Tencent Public Space(騰訊衆創空間)、また Zero2IPO Group(清科集団)の教育向けファンドも参画している。

ABC360の CEO、Li Jing(李晶) 氏は声明で次のように述べている。

今回調達した資金は商品開発、教師のトレーニング、そしてサービスプロセスの最適化に活用していく予定です。

2011年に設立された ABC360は、ほとんどがフィリピン在住である英語教師と生徒をつなぎ、オンライン語学クラスを提供している。レッスン料は10分で7.6元(1.2米ドル)ほどだ。

オンライン教室はいまだに主要都市だけに集中しています。今後数年のうちに中都市、小規模都市が当社のカスタマーとして頭角を現してくると考えています。

2016年はオンライン教育にとって転機となるでしょう。これまでオンライン教育を無視してきた従来の教育専門家が、今ではオンライン学習の価値と必要性を認めるようになっているのです。(Li氏)

現在のところ、ABC360は国外に4つの教育センターを構えており、そのすべてはフィリピン、タイといった東南アジアにある。教師と教育の質を確保するため、同社は教育プロセスのモニタリングと評価、及び生徒の評価システムの管理を導入するとしている。

中国での英語教育業界は過去1年間で多くの資金を獲得している。上海を拠点とするオンライン教育プラットフォームの TutorGroup は昨年11月にシリーズ C ラウンドで資金を調達し、その評価額は10億米ドルを超えている。

【via Technode】 @technodechina

【原文】

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