ホームセキュリティ「Secual」がスマートドアホン「TATERU kit」を開発するインベスターズクラウドと戦略的資本提携

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Secual

スマートホームセキュリティデバイス「Secual(セキュアル)」を開発する Secual が、アパート経営サポートアプリ「TATERU(タテル)」の開発・運営を行うインベスターズクラウドとの戦略的資本提携を発表した。今回の提携により、「Secual」がインベスターズクラウドの開発するスマートドアホン「TATERU kit」 へと導入される。

「Secual」は、窓やドア等にデバイスを貼り付けておくことで、部屋への侵入行為が行われるなどの異常を検知し、スマホへと即座に通知が届くサービス。「Secual」が導入されるスマートドアホン「TATERU kit」は、室内に設置したタブレットがスマートフォンと連動し、外出先からでも来訪者の様子を映像で見ながら受話応答、不在時の室内確認など行うことができるデバイスだ。

スマートドアホン「TATERU kit」は、インベスターズクラウドとFORMULAが共同で開発している。両社は2016年2月に「TATERU kit」の販売のため、合弁会社iApartmentを設立。「TATERU kit」は、2016年9月に量産化、販売開始を予定している。

TATERU kit central control

「TATERU kit」は、室内に設置するタブレットを中央のコントロール装置とし、様々なIoTデバイスとの連携を図っていく方針だ。スマートロックの分野では、すでにQrioと技術提携を実施。連携するIoTデバイスのひとつとして、「Secual」も新たに名を連ねる。

iApartmentが注力するのは、「民泊×IoT」の分野。日本でも民泊への注目が集まっている一方で、セキュリティ面の対応は間に合っていない。「TATERU kit」 や「Secual」のように、低コストで導入でき、スマートフォンと連携するセキュリティサービスのニーズは、今後高まっていくと考えられる。

「Secual」は、クラウドファンディングによって資金を募り、製品を開発。その後、製品を販売していくにあたって、様々なアプローチを試していた。「TATERU kit」 とセットで「Secual」を販売することができれば、相性の良いユーザに買ってもらいやすくなるだろう。

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