SkyがFacebookにVRコンテンツを提供、F1のピット体験が可能に

Image: Screenshot, Facebook Video
Image: Screenshot, Facebook Video

<ピックアップ>Sky’s first VR film will take you inside an F1 pit lane this Friday

VRコンテンツの先駆的企業「Sky」は、同社初のオリジナルVRコンテンツとしてバルセロナでのF1レースのVRピット体験をFacebook 360 Videoでリリースしました。

このコンテンツの制作のため、Formula One Managementやthe Williams F1 teamとパートナーシップを結び、F1のピットレーンからチームのガレージまでユーザーにあたかもチームの一員であるかのようなリアルな体験を提供出来るようになりました。

また、ピット外でのインタビューや、F1のレースカーからの眺めといったレースを全角度的に楽しめる豊富な内容もF1ファンにとってたまらないものになるはず。Oculus RiftやSumsung Gear VR ヘッドセットがあれば言うことなしですが(とはいえ現状はまだ持っている人が少数)、なくてもFaceebookのウェブサイトやモバイル・アプリで楽しめるという点も見逃せません。

Skyのコンテンツ・マネージング・ディレクターのGary Daveyは「ニュースやスポーツ、コンサートその他様々なイベントで今まで誰も体験できなかったような新しい次元の楽しみ方を提供できるようになるでしょう」と語っています。

スポーツ観戦そのものは現在のところテレビでも出来ますし、選手の情報やプレイバック、解説者による詳しい説明などはテレビの方がスタジアムに足を運ぶより多くの情報を得られます。

それでも人々がスタジアムで観戦するのを好むのは、その場の臨場感や雰囲気を楽しみ、興奮を周りのファンや友人たちとシェアしたいというのがあるでしょう。VRヘッドセットを装着すれば、その両方をスタジアムの座席に座っているよりもリアルに体験できるようになるかもしれません。

また、SkyはSky VR Studioというプロダクション・ユニットを編成しており、もうすぐVRアプリをリリースするようです。そのアプリでは、Anthony Joshuaのヘビー・ウェイト級タイトルマッチやツール・ド・フランスといったスポーツから映画、ニュースまで2016年中に全部で20以上の内容が楽しめるようになります。

既にSkyは去年末に移民問題を取材したものや『スターウォーズ フォースの覚醒』の360°のビデオをプロダクション会社とともに制作しており、この分野の先駆者と言えます。

今回のF1コンテンツがきっかけで今後、VRコンテンツがSNS上で増えていくことになるかもしれませんね。

via. The Next Web

(執筆:RAY YAMAZAKI)

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