最大200人までの指紋が登録可、指紋認証で開くスマート南京錠「TAPP」が2016年秋出荷予定

SHARE:

20160314_tapp3

海外旅行の荷物の管理、自転車のロック、倉庫や門の施錠には南京錠が役に立つ。でも南京錠の鍵を忘れてしまったり無くしてしまったり、そしてダイヤルロックにしていても番号を忘れてしまった、もしかして他人に空けられてしまう不安もあるだろう。

指紋で鍵を空けるのは映画の世界の中だと思っていたが、iPhoneにも実装され指紋認証の仕組みは随分身近になった昨今、ついに南京錠に実装された。

TAPP」は、0.8秒南京錠の中心を指で押さえて解錠する、指紋認証で鍵を開けるスマート南京錠だ。

20160314_tapp

家族や友人や社員など、最大200人までの指紋を登録することができ、誰がいつそれを利用したかというデータまで管理も可能。

どの指紋をいつ有効にするかなども設定できるので「着いたら連絡ください、あなたの指紋を有効にしますので」といった運用も可能になる。

さらにポータブルチャージャーの機能も兼ね備え、いざという時にスマートフォンの充電も可能だ。鍵本体にバッテリーとBluethooth 4.1が搭載されていて、専用アプリケーションで管理、防水性能も備える。1度の充電で3年は持つようで、充電が少なくなるとアプリに知らせてくれる。

20160314_tapp2

サイズは縦8.4cm、横5.6cm、幅2.9cm、重量は208g。

TAPPは、ボタン電池で6カ月間使える「TappLock Lite」と、リチウムポリマーバッテリーを内蔵する「TappLock」の2モデルを展開する。

Indiegogoでの目標金額は4万ドルに対し、最終的に22万1千ドルもの資金が集まった。クラウドファンディングはすでに終了している。TappLockはは66ドルから、TappLock Liteは46ドルからで、出荷は2016年の秋を予定している。

Members

BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。
無料で登録する