中国で不要となった衣類や布をアメリカに売り込むスタートアップthe Squirrelz(松鼠)

TechNode by TechNode on 2016.3.11

Image credit: the Squirrelz

Image credit: the Squirrelz

上海を拠点とするスタートアップ the Squirrelz(松鼠)は本日(原文掲載日:2月22日)、新しい「繊維」プラットフォームをローンチした。品質に問題があったり余ってしまったりした繊維を工場から入手し、それを世界中のデザイナー、クラフト愛好家、環境を意識しているブランド企業に売り込む。

the Squirrelz マーケティング・コミュニケーション部門のヘッドである Ryan J. King 氏は次のように述べている。

新品なのに捨ててしまうのは愚かな考えで、何とかしたいと思っていました。まったく新品なのです。まだ使えますし、品質も何ら問題ありません。

同社は中国の工場と協力することで「工場とクリエイティブな人たちの架け橋」になりたいと考え、工場にある欠陥製品、過剰在庫の問題を緩和したいとしている。工場からすると製品を the Squirrelz に販売することで、ゴミ処理場に運んだりリサイクルに回す手間と費用を削減できる。the Squirrelz は素材を低価格で再販できる。

「グアンシー(=関係)のようなものですが、発想は単純です」と King 氏は、中国語で「ネットワーキング」や「つながり」を意味する言葉を使って語った。

難しい販売方法ではありません。工場であれば、要らないものはきっと山ほどあるでしょう。

「インスピレーションパック」の一例。

「インスピレーションパック」の一例。

現在、顧客は同社プラットフォームでニットや加工繊維をヤード単位で、さらにはボタンなども購入することができる。同プラットフォームが「トリミング」とカテゴリー分類している繊維やボタンは卸売価格での購入が可能だ。

このプラットフォームは少量の製品を一回限りで売り出す「インスピレーションパック」というコンセプトを新たに打ち出した。ここでは、デザイナーがいろいろ試しに使えそうな繊維やアクセサリーのサンプルが利用できる。繊維製品を作る時にできた切れ端など、卸売に回せない残り物の繊維を再販するというのは賢いやり方だ。

私たちの競争上の強みはセレクション、品揃え、そして価格です。北米の繊維メーカーはここにいる業者ほど大きくありません。私たちは幅広い製品を取り揃えています。(King 氏)

この素材プラットフォームが主にターゲットとしているのは、持続的な成長を続けるファッション業界のあるアメリカ。Overstock.comといった企業とは異なり、彼らはデザイナーや趣味愛好家がより完成された製品を目指して使ったり加工したりできる原素材の販売に特化している。

Bunny Yan 氏によって2013年に設立された the Squirrelz は当初、従来型の店舗を持つ企業であったが、「環境に優しく、プラスの社会的影響力を持つ」製品のオンラインマーケットプレイスに進化した。今やこのプラットフォームは環境に優しい素材の卸売も行っている。同スタートアップは2015年に Chinaccelerator(中国加速)の3ヶ月プログラムに参加し、シードラウンドで50万米ドルを調達した。

同社は将来、かぎホックなど繊維やアクセサリーの種類を増やしたいと考えている。その他、デザイナーが自由に加工できる無地のTシャツなどの「完成品」衣類の種類も増やす予定だ。

更新情報(2016年2月22日、19:15): 事実誤認を訂正。スタートアップ企業名を「Squirrelz」から「the Squirrelz」へ。

更新情報(2016年2月22日、19:16): 販売されている繊維のユニット名を訂正。

【via Technode】 @technodechina

【原文】

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