フィリップ・スタルクがデザインしたスマホ連動の持ち物発見デバイス、クラウドファンディングで4000万円目指して躍進中

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Wistiki

フランス発のウェアラブル端末アクセサリー「Wistiki(ウィスティキ)」は、スマートフォンのBluetooth機能と連動することで、同デバイスをつけた持ち物の位置をアプリを通じて把握ができるというものだ。

「Wistiki」を付けた持ち物が見当たらないときには、スマホから音を鳴らしたり、アプリの地図上に表示させたりして持ち物の発見をサポートする。

Wistikiから新しく開発されたデバイスが、「Wistiki by Starck(ウィスティキ・バイ・スタルク)」だ。フランスを代表するクリエイター Philippe Starck(フィリップ・スタルク)氏がデザインを手がけたことでも話題となり、2015年12月に開始されたIndiegogoのキャンペーンでは、あっという間にプロジェクトを成功させた。

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以前、本誌で「Wistiki by Starck」を紹介した際に、日本国内でもクラウドファンディングを検討していることについて触れた。日本では、Indiegogoと提携しているクラウドファンディングサイト「MotionGallery(モーションギャラリー)」にてプロジェクトを開始

Wistiki by Starck

プロジェクト開始から約20日間という短期間で、目標金額の10倍となる1,000万円を突破している。目標金額の突破と同時に、ストレッチゴールを4,000万円に設定。日本の現在のクラウドファンディングの最高記録である3600万円を上回ることを目指している。

Wistikiは、フランスの3兄弟が経営するスタートアップから生まれたプロダクトだ。彼らの飼い猫がいつも家のどこかに隠れてしまって見つからなかったことから、このプロダクトを思いついた(ちなみにこの猫の名前がWistikiだったらしい)。

彼らは2013年、フランス国内のクラウドファンディングで資金を集めて製品を開発。その後、Indiegogo、MotionGalleryと順調にクラウドファンディングを成功させてきている。

Wistikiのアプローチは非常に興味深いが、ひとまずMotionGalleryでの調達額がどこまで伸びるかに注目したい。



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