Airbnbが自社モバイルアプリを改良、ご近所トラベルガイドとマッチングアルゴリズムを導入

by Ken Yeung Ken Yeung on 2016.4.27

Image Credit: Ken Yeung/VentureBeat
Image Credit: Ken Yeung/VentureBeat

どんな都市を訪れた時でも心から滞在を楽しめるように、Airbnbはゲストへのサポートを行っている。本日、同社はいくつかの新機能を自社アプリに導入したと発表した( 編集部注:原文掲載4月19日)。ホスト体験をより良いものにするためだけでなく、「観光客」というより現地の人のように街を散策するのに欠かせない情報を提供することが目的だ。

リリース予定の改良版モバイルアプリにはホストとゲストのマッチングアルゴリズム、そして旅行者ではなく実際に現地で暮らす人々からのアドバイスを元に作成した新たなご近所ガイドやガイドブックが搭載されている。これらの機能が全て利用可能となるのは今夏の予定だ。

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予約プロセスに検索のコンセプトを取り入れることにより、旅行者の好みや理想の旅などのデータを利用したアルゴリズムによってホストとのマッチングを行う。マシンラーニングを使い、システム上でゲストとホストを結びつけるのだ。また同アプリにはAirbnbが2012年に発表したご近所ガイド機能もあり、現在では23都市の691地域をカバーしている。

さらに、ガイドブックには地元ホストによって街周辺のベストスポットが紹介されている。サンフランシスコの情報を見てみると、同サービスにはグルメスポット、お酒とナイトライフ、観光とアトラクション、公園や自然、芸術や文化そしてショッピングの情報がシェアされている。Yelpのようだが、ユーザに心から滞在を楽しんでほしいという地元の人たちによって厳選されたコンテンツになっている。同サービスはオースティン、バンコク、バルセロナ、レイクタホ、ロンドン、ロサンゼルス、ソウル、シドニー、サンフランシスコの35都市の情報300万件からスタートし、TripAdvisorに対抗する狙いだ。

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サンフランシスコ本社で行われたイベントで、このオンデマンド宿泊サービスを提供するAirbnbは私たちが思い描く旅行や観光のコンセプトを変えようとしていた。同社CEOのBrian Chesky氏によると、実際に解決されていない問題はマスツーリズムだという。これはつまり、常に列に並んで「観光っぽいこと」をしているだけで、私たちはそういう時はその場所に「暮らしている」わけではないということだ。

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彼は人々がAirbnbを利用して旅をする主な理由は、「現地の人のように生活したい」からだという。しかし「旅をする」のと何が違うのだろうか?Chesky氏によると「訪れることが旅なら、生活するというのはより深い体験です。ホテルでは滞在しますが、生活するのは家です。街の中心部で観光しますが、生活するのはそれぞれのローカルエリアです。ですから、私たちは旅を変えるためというよりは、旅を通して生活する方法を変えるためにここにいるのです。」

またChesky氏は同社の成長についても語った。同プラットフォームでは191ヶ国の225万戸が利用可能だ。過去3ヶ月間だけでも1500万人のゲストがこれらの家に滞在している。これはAirbnb立ち上げから6年の間に滞在した人数と同等規模である。「これはただのスペースの問題ではありませんでした。世界中のどこの国でも、どこの街でも行けたなら、そしてその街の一員であると感じられたらどうだろう、という考え方だったのです。」

本日発表された新機能の狙いはユーザに心から旅を楽しんでもらうことだ。しかし、すべての旅行用機能が一つのアプリに統合されてしまったため、ガイドブックを実際に活用することはあるのだろうか?また、これらが合わさることによってAirbnbが数百万のユーザの上質なデータ情報を構築することが可能となり、それを使ってより良いカスタマーサポートを行ったりターゲット広告を行ったりすることができる。

Chesky氏は、Airbnbはホームレンタルの先を見据え始めていると思わせぶりに言ったが、それついては11月の発表を待たなければならない。

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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