ウォンテッドリー、ポートフォリオでクリエイターと企業をつなぐプラットフォーム「CASE」をリリース

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ウォンテッドリーは、2016年4月18日に作品やプロダクトを通じてクリエイターと企業を繋げるプラットフォーム「CASE」をリリースした。

リリースにあたり、ローンチパートナーとしてチームラボ、PARTY、バスキュール、ブラケット、1→10 design, Fablic、VASILYなど、複数のスタートアップやクリエイティブカンパニーが作品を掲載している。

「CASE」では、チームを作り、プロジェクトを投稿することができる。Wantedlyでチームを作成しているユーザは、そのチームとして「Project」を投稿することが可能だ。

プロジェクトを投稿する際には、プロダクトや作品の関係者を「CREDITS」として掲載できる。広告等ではよく見られる光景だが、プロダクト開発ではなかなか関係者は可視化されてこなかった。開発に関わったことが、「CASE」のページ上で可視化されるのは、デザイナーやエンジニアにとってありがたいことだろう。

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「CASE」は作品やプロダクトを掲載することで、クリエイターがインスピレーションを受けたり、優れた作品を生み出す企業を発見できるようにすることを目指しているという。

だが、クリエイターがポートフォリオを掲載したり、インスピレーションを受けるために閲覧可能なサイトはすでに複数存在している。後発の「CASE」が違いを打ち出すとしたら、やはりビジネスSNS「Wantedly」の存在だろう。

これまでWantedlyの会社ページでは、なかなか視覚的に作品やプロダクトについて伝えることは難しかったが、企業は自社の作品を「CASE」に掲載することで、自社の活動を伝えやすくなる。

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「CASE」の会社ページでは、「CASE」内でのフォローボタンに加えて、「view job」というボタンが備わっている。企業は、Wantedlyと連動させながら、ブランディング強化による新規顧客の獲得や、自社にマッチするクリエイターを採用する機会が増えると考えられる。

リリースに合わせて集められた作品は、約300点。今後、創作の機会の多いクリエイターをターゲットに利用者を拡大し、数ヶ月以内を目処に2,000作品を集める予定だという。

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