空気中の超微粒子を99.95%除去ーーダイソンの IoT 空気清浄機『Dyson Pure Cool Link』

Dyson-air-purifier

<Pick Up> Dyson gets in on IoT with its first connected air purifier

イギリス発の家電メーカー「ダイソン」のIoT化が進んでいる。

同社は先日、空気清浄機能付きファン『Dyson Pure Cool Link』を発表した。これは、羽のない扇風機として知られる『Dysom エアマルチプライヤー』に空気清浄機機能が追加された『Dyson Pure Cool』の後継機で、新たにIoT機能を追加したものである。

Dyson Pure Cool Linkは、足下部分に空気清浄機能の根幹をなす『360°グラスHEPAフィルター』を搭載し、吸い込んだ空気中にあるPM0.1レベルの超微粒子を99.95%除去できる機能を有している。

そしてセンサーとWiFi機能を本体に内蔵することで、空気の汚れ具合を専用アプリ『Dyson Link』からリアルタイムにモニタリングすることが可能となる。さらには同アプリ経由で家の外から操作することもでき、最寄り駅についたら花粉対策で強運転といったことも可能だろう。

同社は昨年発売したロボット掃除機『Dyson 360 Eye™』でスケジューリングや遠隔操作をスマホ経由でできるIoT機能の搭載をはじめ、この空気清浄機は同社にとって2台目となるIoT対応機種だ。空気清浄機の分野では、すでにスウェーデン発の『Bluair』が昨年後半に同様の機能を搭載したモデルを発売しており、実質ダイソンは後発となる。

ただテクノロジードリブンとして知られ、それが多くのユーザーに受け入れられている同社が、IoT化に価値を感じているという事実は、多くのIoT分野のプレイヤーにとって喜ぶことでもあり、IoTの潮流がいかに強いかを感じさせることではないだろうか。

Via The Next Web

(執筆:小山和之)

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