価格・機能・デザインを追求した、漕がなくても高速で走る「Eバイク」自転車が登場

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今、世界中の自転車メーカーが注目している「Eバイク」と呼ばれる自転車に走行を補助してくれるモーターを内蔵した種類のバイクがある。

日本でもパナソニック、ブリヂストン、ヤマハなどの電動自転車が普及しているが、電動アシストといって乗り手が漕がなければモーターが働かないのに対して、Eバイクは漕がなくても高速で走れるのが特徴となる。

つまり日本の法規上は原付自転車になり、ウィンカー、ナンバー、そして運転者の免許が必要となってしまう…という前提のうえで、サンフランシスコのスタートアップ企業が、価格とデザインと性能のバランスを追求して開発したEバイク「FLUX」を紹介する。

FLUX は、テスラの Model S と同じバッテリーとミッド駆動モーターを搭載、最大時速40km、76kmまで走行可能、フルチャージ7セント(約8円)という仕様。

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ツールド・ド・フランスのロードレーサークラスで時速30~40km、日常の自転車では時速10~15km程度なので、相当スピードが出そうだ。

5つの走行モードがあり、LCD のディスプレイで速度やバッテリーを残量を表示してくれる。
搭載するパナソニックのリチウムイオンバッテリーにはUSBポートも備わり、このバッテリーからiPhoneを70回フル充電することができる。(このバッテリーをフル充電するには、3Aのチャージャーで6時間必要)

FLUX には3モデルあり、通勤など、シティ向けの Roadster(22.2kg/13A)、遠出向けの Trail(22.6kg/13A)、さらに本格的な Attack(23.5kg/17A)がある。

ちなみに、それぞれのモデルの重量は、一般的な26インチの電動自転車と比較して、すこぶる軽いというわけではない。

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パワフルでスムーズな Bofeili の250wのミッド駆動モーターを搭載。Eバイクは漕がなくても高速で走れるのが特徴だ。

価格は Indiegogo のクラウドファンディング価格で、Roadster で1049ドル(約11万7千円)から。一般市場価格は1999ドル(約22万円)を予定しているため、お得感もあってか、記事執筆時点ですでに目標金額の325%を達成済み。出荷は2016年7月を予定、日本への出荷も可能だが、原付自転車扱いになってしまう。

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