「ワインを飲む」という体験をスマート化しようとするとどうなるか

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ワインの鮮度を長く保ちたい、一度にいろんな味を楽しみたい、飲んでいるワインの情報をもっとよく知りたい、コルク抜きが面倒、そういった要望と課題を解決するために生まれた「Kuvée」を紹介する。

Kuvéeは、専用のスマートボトルに専用のワインカートリッジボトルを装着してワインを注ぐようになっている。ボトルはWiFiに繋ぎ、搭載されているディスプレイにはワインの情報や、ワインが何杯分残っているかも表示される。

赤・白、全部で48種類の専用カートリッジボトルは、1本750ml入りで15ドル(約1700円)から30ドル(約3400円)で購入可能。カートリッジボトルは開栓しやすいスクリュードライバー、ガラスのボトルより軽量、かつ最大30日間ワインを酸化させずにおいしく飲めるようになっている。(つまり、近所で買った自分好みのワインは使えず、必ずオンラインで専用カートリッジワインを購入する必要がある)

赤が飲みたい女性、白が飲みたい男性、でもワインのボトルを空けるには忍びない…そんな風に喧嘩することもなくなるいうわけだ。ワインが足りなくなったら、ワインボトルに表示されているディスプレイから、直接カートリッジを購入することもできる。

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Kuvéeは現在WebサイトIndiegogoでプレオーダー中で、199ドル(約2万2500円)でKuvéeのボトルとワインカートリッジ4本を入手可能、出荷は2016年12月を予定しているが、現時点ではアメリカ国内のみとなっている。

一般家庭で日常的に利用するというよりは、飲食店でエンターテイメント性をもちつつ安定的にワインをサーブするのに向いているような気がする。

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