生理痛をスイッチオフーー ウェアラブル「Livia」は女性の強い味方になる?

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Screenshot: Indiegogo
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<ピックアップ>This is the best wearable I have ever tried. Period.

女性ならきっと誰もが経験する生理痛。 痛みには個人差があり、それほど気にならないという人もいれば、 日常生活に支障をきたすほどの強い痛みに苦しむ人もいます。

痛みを和らげるためには下腹部をカイロで温める、ツボ押しやマッサージをするなどの対策があります。しかし、 いろいろな方法を試してもあまり効果がない。鎮痛薬にもなるべく頼りたくない。そんな悩みを持つ女性も多いのではないでしょうか。

現在、Indiegogo上で注目を集めているウェアラブルデバイス「Livia」は、薬を使わずに女性を辛い生理痛から長時間解放してくれるそうです。感覚神経に弱い電気刺激を与えることで生理痛の痛みをブロックします。

LiviaはiPod Nanoに似た小さな四角いデザイン。2本の電極を 痛みのある部位に吸盤で貼り付け、メインデバイスをスイッチオン。すると穏やかな電気パルスが流れ、強い痛みを消すという仕組みになっています。

このメソッドは、「ゲートコントロール理論」というペインコントロールの学説に基づいています。

体のどこかが痛いとき、無意識にその部位をさすってしまいますね。

感覚刺激は神経線維を通って 脳に伝達されますが、感覚神経には痛みを伝える細い線維と、触圧覚を伝える太い線維の2種類があり、どちらもT細胞と呼ばれるゲートを経由しています。シグナル伝達速度の速い太い線維に刺激を与えると、ゲートが閉じ、細い線維を通る痛みのシグナルが遮断されて痛みを感じなくなるというのがこの理論です。

モニターの女性によると、パルスを適度な強さに設定すると15分ほどで生理の痛みが消失したそう。パルス刺激はじんわりと温かく、 少しピクピク感じる程度のようです。

インターフェースはシンプルで、ON/OFFスイッチにパルス強弱ボタンのみ。メインデバイスはベルトやポケットに取り付けられ、洋服の外から目立たないというのも嬉しいですね。

開発チームはプロトタイプを今年10月に商品化することをめどに、6月までに 5万ドルの資金調達を目指しています。クラウドファンディングサイトIndiegogoに掲載されてから24時間以内に2万ドルを獲得し、高い 関心を集めていることが伺えます。

Liviaは1個75ドル 、もしくは2個セット155 ドルで予約受付中です。

Via. The next web

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