今日の調達関連の話題をダイジェストにまとめました。
今日の調達話題
- モバイルアプリ・ウェブのハイブリッド開発フレームワーク「Ionic」が850万ドル(約9.6億円)調達/Ionic, the company behind a hot open-source mobile development framework, raises $8.5 million via VentureBeat
- インド拠点のクラウドファンディング「Impact Guru」が50万ドル(約5600万円)調達 /Indian company bags US$500K to impact the world through social crowdfunding via e27
- Airbnbなどの短期滞在物件をオンデマンドで管理してくれる「Bnbsitter」が250万ドル(約2.8億円)調達/ Bnbsitter raises $2.5M for on-demand concierge service for short-term rentals via TechCrunch
- Comcastがカンフーパンダなどで知られるDreamWorks Animation を38億ドル(約4290億円)で買収 /Comcast to acquire DreamWorks Animation for $3.8 billion via TechCrunch
- 気球で宇宙旅行ができるWorld Viewが1500万ドル(約16.9億円)調達 /World View lands $15 million Series B to bring new stratosphere-flying platform to life via TechCrunch
チャットで天気を教えてくれる「Poncho」
Facebookの開発者向けカンファレンスF8で一気に勢いを得た感のあるチャットボットの話題、結局は人工知能技術がカジュアルかつ市場性のあるインターフェースを得た、ということなのでしょうね。
今回気になったこのPonchoというサービスもなんのことない天気予報なのですが、これがチャットボットと人工知能というキーワードを得ただけで200万ドルの調達につながるわけです。
- チャットボットが天気を教えてくれるパーソナライズ天気予報アプリ「Poncho」が200万ドル(約2.2億円)調達/Weather app Poncho raises $2 million to build its AI and data science tech via VentureBeat
インキュベーターとしても存在感のあるBetaworks出身のスタートアップで、元々は天気予報をテキストでプッシュしていただけだったのですが、これの流し先をメールからメッセンジャーに変えたんですね。
とりあえずSlackでも使えたので、連携させてみたところ、日本のZipcodeでは使えませんでした。しかし便利なのももちろん、やはり普段のチャットの中でロボットが教えてくれるというのは未来的でいいです。
そしてもちろん天気だけでなく、今後は音楽とか映画などの情報にも拡大を考えているそうです。確かにポンチョくんに天気を聞いて「今日は日曜日なのにあいにくの雨だけど、こんな映画とか見て時間過ごしたらどうだい?」って提案されたら結構な確率でレンタルしてしまいそうです。
天気みたいに毎日の中に組み込まれているコンテキストをフックにサービスを考えられるのがチャットの良さです。この流れは当然ながら日本にもやってくるでしょうね。
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