観葉植物の光合成の力で発電するポット「Bioo」、1日2-3回スマホのフル充電可能

by Mayumi Ishikawa Mayumi Ishikawa on 2016.5.3

20150425_bioo

クリーンエネルギーは世紀が必要としている。地熱、太陽光、風力など、様々なエネルギーを電力に変換するテクノロジーが注目されているが、一般家庭でも気軽に導入できそうな、植物発電による充電ポット「Bioo」がIndiegogoに登場、注目を集めている。

一見普通の観葉植物にしか見えないが、ポットの中にはUSB充電ケーブルが隠されている。太陽に照らされていない夜間でも充電可能、出力は3.5V、0.5Aで、かなり頼りなくはあるが、1日にスマートフォンを2回から3回フル充電できるとしている。

使い方も特別なことはなく、まず底の装置に水を注ぎ「起動」し、好みの植物(なんでも良いらしい)を土ごと植え、通常の観葉植物の育てるだけだそう。

20150425_bioo2

植物は光合成をする際に電子を放出する。

光合成によって生成される有機物の中には、植物の成長を促す成分が含まれているが、そのほとんどは根っこから土へと排泄されてしまう。そこにその有機物を食べようと微生物が集まるが、微生物が有機物を消費する際には、電子が放出されているそうだ。

それをポットの底の装置に配された電極により回収、電気エネルギーに変換し、それを吸い上げてUSBポートから給電できるようにしている。(Indiegogoの説明文には「光合成の過程で土へ排出された成分が電気エネルギーに変わる」とだけ説明されているが、光合成発電の仕組みはだいたいこうらしい)

20160424_vago05

地震などの災害時、通信手段や情報収集手段としてのスマートフォンを動かすための電力は最優先に必要、でも停電となるとバッテリー切れが避けられない。

一家にひとつこのBiooを備えておけば、いざというときの充電に役に立つかもしれないし、育てる植物にも格別の愛情を注げそうな気がする。

ひとつ99ユーロ(約12500円)から入手可能で、出荷は2016年12月を予定、世界中に出荷可能とのこと。記事執筆時点で目標金額の15000ユーロ(約188万円)を180%ほど超えて、プロジェクトは達成済みだ。

また、より大きな電力が得られる、100×100×25cmの「Bioo Panel」もあり、最大40wの発電が可能だそうだ。

ニュースレターの購読について

毎日掲載される記事の更新情報やイベントに関する情報をお届けします!

----------[AD]----------