商品棚の在庫切れを防ぐ「リテールロボット」を開発するBossa Nova、1400万ドルを調達

by Paul Sawers Paul Sawers on 2016.5.5

Above: Bossa Nova Image Credit: Bossa Nova
上: Bossa Nova
Image Credit: Bossa Nova

小売業向けロボット技術の開発を専門とするBossa Nova Roboticsは、同社店舗向けロボット展開促進のため1400万米ドルを調達した(編集部注:原文掲載4月26日)。

ピッツバーグで設立され、サンフランシスコにも事務所を構えるBossa Novaはこの数年、小売業向けオートメーションおよび分析用ロボット技術の開発に取り組んできた。このマシーンは棚の在庫を分析してデータを収集し、買い物客に交じって店舗に配置された自動ロボットを使って在庫を最適化する。同社は現在「世界をリードする小売チェーン5社」において「小売ロボット」を使ってテストを行っているというが、社名は明かしていない。

ここでポイントとなるのは、通常人間が行う作業を、効率と生産性の改善、コスト削減の点から自動化していることだ。IHLの研究によると、「在庫不備による売上損失」は毎年約1兆1000憶米ドルに上るという。在庫切れ商品、置き間違い商品、不正確な在庫などがこの不備に含まれる。

これがまた人間の仕事を奪う手段であるとしてもBossa Novaはこの問題に取り組もうとしているのだが、公正を期して言うならば、Bossa Novaのロボットは実際、マネージャーや従業員と並行して働いている(今のところ)。お昼休憩の要らない同僚なのだ(充電は必要だが)。

「不正確な在庫、空の棚や間違って置かれた商品のため、小売業者は毎年大きな損失を被っています」とBossa Nova RoboticsのCEOであるMartin Hitch氏は語る。「Bossa Novaの技術によって、店舗スタッフが在庫管理能力を改善するのに役立つような詳細で正確、かつ実行可能な高品質、時間を意識したデータを短時間で収集することで、売り上げ損失を取り戻ることができます」。

Above: Bossa Nova
Above: Bossa Nova

つい先日、東京を拠点とする協働作業ロボットスタートアップのLifeRoboticsは「Coro」を小規模製造スペースに展開するため400万米ドルを調達した。インターネット大手のGoogleもロボットに投資してきたが、2013年に買収したロボット企業Boston Dynamicsを手放す準備をしていると報じられている

WRVがリードし、プライベート投資家の参加によって、Bossa NovaがシリーズAラウンドで調達した1400万米ドルは、同社ロボットをフルタイムで小売店舗に展開するために費やされる。「Bossa Novaは小売市場における数十億ドル規模のチャンスに取り組み、主要小売チェーンがすぐに採用できる技術を開発しています」とWRVのNic Brathwaite氏は語る。「このロボットはすでに店舗で成功を収めており、既存の在庫管理システムとも違和感なく統合できています」。

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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