サイバーエージェント・クラウドファンディングが運営するクラウドファンディングサービスMakuakeが、Cerevoとの業務提携を発表した。Makuake上でクラウドファンディングを予定している企業に対して、製品の製造パートナー企業としてをCerevo紹介し、製品化を後押ししていく。
Cerevoは、本誌でも度々プロダクトを紹介したことがあるハードウェアスタートアップだ。常に先進的なプロダクトの開発を行っている。Makuakeはクラウドファンディングサイトの中でも、新製品の開発やテストマーケティングの目的でプロジェクトが掲載されることが多い。
Makuakeでは、過去本誌で紹介した「アルコールガジェット」のように、大手企業が製造部分を他社に受け持ってもらい製品をつくるというプロジェクトが増加しているそうだ。
だが、こうした製品は大量のロット数を確保出来なければ社内で製造ラインが確保できず、開発できないといった課題を抱える企業も多かったという。
Cerevoとの提携では、こうした新製品開発における課題を受けて製品の実現性、少量のロット数からでも製造を実現できるCerevoと協力し、新製品の開発に必要なノウハウ・技術面でのサポートを提供する。
ハードウェアに関するプロジェクトが多い一方、そのプロジェクトの実現可能性を判断することは難しい。そのため、クラウドファンディングにおいて資金集めが成功したにも関わらず、製品ができない、といったトラブルが発生することは珍しくない。Cerevoとの提携がプロジェクトの実現性判断等にも活きてくることにも期待したい。
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