スポーツ中継/SNSアプリ「Player!」開発のookamiが、シードラウンドでグリーベンチャーズから資金調達

by Masaru IKEDA Masaru IKEDA on 2016.5.11

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スポーツ中継アプリ「Player!」を開発する ookami は11日、シードラウンドでグリーベンチャーズから資金調達したことを明らかにした。調達金額などは明らかにされていない。今回の調達は、2014年6月と2015年3月にエンジェルラウンドで、アスリートの為末大氏やユーザベース、ユーザベース代表の梅田優祐氏、海老根智仁氏(オプト創業者)、小松利彰氏(フォトクリエイト共同創業者)らから総額3,000万円を調達したのに続くものだ。同社では今回調達した資金を使い、開発体制を強化するとしている。

2014年4月に設立された ookami は、一年後の2015年4月にモバイルアプリ「Player!」を iOS 向けに正式リリースした。当初はスポーツニュースを配信するプラットフォームとしてスタートしたが、その後、ピボットを繰り返す過程で、スポーツゲームをライブで伝え、ゲームの途中経過や結果とともに、同じゲームを実況観戦する他ユーザと思いをリアルタイム共有できるスポーツSNSへと進化した。2015年12月には、App Store Best of 2015 を受賞している。

Player! では、スポーツ対戦で、例えば、野球のペナントレースで読売ジャイアンツと広島カープの対戦の場合、どちらのチームについて応援するかをユーザは選択することができる。ユーザはゲームの進行を見ながら、気の合うもの同士がコメント欄に投稿することで盛り上がることが可能だ。ゲームの対戦状況は、サッカーキング(フロムワン)、ゲキサカ(講談社)をはじめ、150を超えるメディアからコンテンツ許諾をとり、写真やテキストを転載することで実現している。Player! のモバイルアプリの最新版は、技術的には動画の生放送にも対応しているが、スポーツゲームの放映権は一般的に高価であるため、こちらは今後、放映権を持つ関連企業との提携などにより映像コンテンツの確保を強化していく計画だ。

マネタイズについては、スポーツゲームのチケッティングには、比較的繋ぎこみやすいと思っています。一方、(スポーツ振興くじの)toto などへの繋ぎこみは、難しいかもしれません。(中略)

コンテンツの性格上、1ユーザあたりの滞在時間は1回あたり15分を超えており、この長さが他のモバイルアプリを圧倒できる強みです。(ookami 代表 尾形太陽氏)

ookami では、アプリのインターフェイス・デザインに注力するため、これまで iOS アプリしか出してこなかったが、今年8月のリオデジャネイロ・オリンピックまでに、デスクトップ版と Android 版アプリの Player! をリリースしたい考えだ。

この分野では、ソフトバンクとその子会社であるヤフーが、月額3,000円または500円でスポーツ7ジャンルの生中継を観覧できるモバイルアプリ「スポナビライブ」のサービスを今年3月から開始している。

ookami のチームメンバー。前列右から2人めが、代表の尾形太陽氏。
ookami のチームメンバー。前列右から2人目が、代表の尾形太陽氏。

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