成長スピードの速い会社がスケールアップするときに知っておくべきこと

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Image Credit : Hong Kong City / abdulrahman-cc on Flickr

<ピックアップ>How to Know When You’re Growing Too Quickly

Amazon創業初期の「(会社を)速く、大きくしろ」というJeff Bezos氏のモットーや、Mark Zuckerberg氏が従業員に求めた「素早く動いて既成のものをぶっ壊せ」という姿勢はよく知られています。しかし、これらの伝説的な企業の真似をして成長を急ぎすぎると、スタートアップは苦戦を強いらます。

そうならないために何ができるのか。Incの記事で紹介される注意点をいくつかご紹介します。

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会社が大きくなった時のことを常に想像し準備する

会社のあらゆるものを10倍にしてみるとどうなるかを想像してみる。机の数、Eメールの数、意思決定にかかる時間、収益、クレジットカードの請求、コーヒーの量。今度はそれが100倍、1,000倍になったと想像してみる。

収益が10倍、100倍になるのが魅力的に映るのなら問題ない。でも、その一方でサーバーが落ちている時間は長引き、顧客はもっと手厚いサービスを求め始め、簿記にかかる時間が増え始めると、スタートアップを始めた当初の熱意は薄らぎ、自分たちが本当にやりたいことをやっているのか怪しくなってくる。

だからこそ、会社の規模拡大に向けて準備しなければいけない。会社が大きくなるとどうなるか常に念頭に置いて経営していくこと。

修正の余地は残しつつ、明確な進路を定める

上手く会社の規模を拡大するには、柔軟にフォーカスすべき対象を設定することが大切。会社という名のロケットを正しい方向に向けて発射しなければいけない。経営者には、状況に応じて途中で進路変更できる柔軟な判断力が求められる。

全然見当違いの方向に向けて会社の舵を取ってしまっては成功は遠のく。かといって神経質になりすぎるあまり、万全の準備が整うまで動かずにいると結局起業できずに終わる。必要に応じて状況に適応しながら、高いレベルの目標や価値、ビジョンが実現できる調和点を探すこと。

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記事では、まずはMVP(Minimum Viable Product実用最小限の製品)から始めるべきだという点が強調されています。アイデアを全て詰め込もうとするといつまでも終わりがなく、その間にも市場のトレンドは変化します。また、それに伴って顧客のニーズやフィールドバックもまた変化していく。柔軟性と成長の余地を残しながら、顧客が抱える問題を解決できる最小限の製品をつくるべきです。

残りの注意点については、元記事をご覧ください。

via Inc.

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