レジの次は買物案内? 米ウォルマートがショッピングを便利にしてくれるアシスタントロボットを企画中

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<ピックアップ> Robotic shopping carts will suggest what to buy

ここ最近登場してきたSriやAlexa、Google Assistant、Cortanaといった人工知能エージェントが果たした役割で1番大きいのはやはり「なんだか人間ぽいやつがきた」と思わせてくれるようになったという点にあるんじゃないでしょうか。

いよいよロボットが本当に生活の一部になるのでは、という予感というやつですかね。Kivaの話題も人間ぽい顔つきや人と一緒に働いているその様子がなんというか人間らしく、イメージしやすくなったのは確かだと思います。

そしてまた一つ、生活に近いところにロボットがやってきそうな話題が出てきました。米大手小売のウォルマートがショッピングカート・ロボットを導入するのでは、という話です。

ZDNetが伝えているもので、ウォルマートはロボティクス企業、Five Element Robotics社と提携してショッピングカート・ロボットを企画しているそうです。

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で、このFive Element Roboticsという会社が開発・販売しているのがBudgeeというロボットで、元々は身体の不自由な人のアシストをする目的で作られています。

動画を見る限りでは先行する人の動きを捉えて自動的についてきてるように見えるのですが、サイトに詳細が見当たらないというややアバウトな逸品です。(※追記:動画をよく見るとリモコンらしきものがあってそれに追従しているようです)

カタログ記載内容によると2〜3時間の充電で10時間ほど働いてくれ、どれぐらいの距離でついてくるとか、人との会話についてもいろいろカスタマイズできるとのこと。お値段は1699ドルのところ、執筆時点で1399ドルに値下げされてて売れてな…もとい、思ったよりリーズナブルでした。

さておき、このBudgeeちゃん、まず第一として移動に問題を抱える方にとってはよきお買い物アシスタントになってくれそうです。最終的にウォルマートが導入する際には連動しているスマートフォンアプリ(Budgeeはすでにアプリ連動済み)で買い物リストの提供や、場合によっては位置情報からお目当のものの場所まで誘導してくれるようなことも可能かもしれません。

普段はこういった対応は店員さんがやっていたのでしょうから、セルフレジと同じく、大体のところはこのBudgeeちゃんにお任せして、どうしても対応が必要な時だけ人間がサポートする、そういうような感じになるんでしょうね。

最初見たときはやや作りの甘いBudgeeちゃんでしたが、段々いいやつに思えてきました。

via ZDNet

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