Uberが過去最大の35億ドル(約3800億円)を調達、オイル脱却を目指すサウジアラビアから

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Image Credit : Uber taxi ad / alper on Flickr

<ピックアップ> Uber just got $3.5 billion from Saudi Arabia

トヨタと提携して大きな話題になったUberですが、またまたデカい話題です。サウジアラビアの政府系ファンド、パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)から35億ドル(約3800億円)を調達したと発表しております。

同社の評価額は625億ドル(約6兆8330億円)でこれまでと変わらず、この規模の調達は同社最大で、これによりバランスシートの現金とコンバーチブル・デット(転換社債)は110億ドル以上になっているとのこと。同時にPIFのヤシル・アルルマヤン氏がUberの取締役に就任します。

サウジアラビアは2030年ビジョンで経済基盤のオイル脱却を目指して政府系ファンドを立ち上げており、今回の投資もその一環なのだとか。すごいですね、オイルの次はUber。何度も失敗してスタートアップし続けたトラビス・カラニック氏を心から尊敬します。

The Vergeにもう少し詳しい記事があり、今回の調達が苦戦中の中国進出に役立つだろうと指摘してます。中国はUber競合のDidi ChuxingがAppleからこれまた10億ドルという巨額の調達を決めており、この巨大市場をどう攻めるかがUberにとっても重要なポイントになっていると考えられます。

via Bloomberg, The Verge, Business Insider

 

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