Evernote乗り換え選択肢、最有力候補はマークダウンも使える「Quip」?

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先日、価格設定を変更したことでにわかに話題になっているEvernoteですが、その余波を受けてVentureBeatに乗り換え記事が出ていたのでご紹介しましょう。

今回の価格改定は決して改悪というものではありません。私も長年のプレミアムユーザーなのですが、こうなってくるとサービスの安定運用・運営が気になるもので、逆にしっかりと費用を取って利用したい人たちのためのサービスを提供してくれと思うわけです。

今回は特に利用できるデバイス数を限るということだったので、ちょっとしたお試しメモ的な利用方法を超えてゴリゴリ使ってる人は月額5ドル払いましょうというのは現実的だと思います。一方でEvenoteには根強い不満をお持ちの方も多く、その内容の多くはこんな感じです。

  • マークダウンは何百年後に使えるようになるのでしょうか
  • 重い。とにかく重い。テキストの改行に1秒かかる
  • 使わないワークチャットが共有時にいちいち挟まって出てくる

特にマークダウンについてはなぜ実装しないんだろうと考えたことがあったのですが、元々Evernoteは「エディタみたいに使えるDropbox」的な思考があり、エディタとしての進化は不要(というか方向性が違う)と考えたのではないかなと。マークダウンは言っても一般的ではないですから、そんな記号使えるプロはそれ用のツールを使ってくれと。まあそれはそれで正しいんですが。

ということで本題に戻って代替案ですが、ひとつを除きこれまでよくこの手の記事で紹介されてきたものです。

  • Microsoft One Note

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インポートツールを公開したことでEvernote乗り換え選択肢に挙がるのですが、正直使い勝手は全く違います。ノートです。Evernoteをデータの保存に使っている人は全く相性合わないでしょう。エディタとして利用している人は「Wordでいいじゃん」と思うかもしれません。ちょっと中途半端。

  • Google Keep・Simplenote・Notes

これとiOSの標準アプリ「Notes」やAutomaticの「Simplenote」もよく出てきますが、One Noteと同じくメモとしての利用であれば代替可能。画像やら音声やら大量のデータの保存になるとやはり難があります。

乗り換え最右翼の「Quip」

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で、最も使用感的に近いのがQuipでした。VentureBeatをして「ダークホース」と紹介されており、ウェブバージョンのみEvernoteからのインポートが可能で、その後は各種デバイスからアクセスが可能になっています。

で、このQuip、上記の不満点を大体解消してくれてるんですね。まずマークダウンが使える、画像などの登録も簡単ですし、今の所、私が使っている状況ではこうやって画像を貼り込んでも軽いです。

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まだ軽いレビューしかしていないので、例えばEvenoteの強みの一つ、IFTTTなどの外部連携やオンラインでのシェアなど、試してみると「ああ、やっぱりEvenoteに帰らないといけないのか」というポイントがいくつかあるので軽々しい判断は禁物ですが、なんとなくいい感じであるのは確かです。ファイルの整理など一度しっかりと試してみようと思います。

via VentureBeat

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