エアコンをスマート化するIoTデバイス「Nature Remo」が日本でもクラウドファンディングを開始

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「家庭のエネルギーデマンドを最適化する」という大きな目標を掲げて、米国ボストンでスタートアップしたNature。同社は、エアコンをスマート化するIoTプロダクト「Nature Remo(ネイチャー リモ)」を開発している。

CEOの塩出晴海氏、CTOの大塚雅和氏の日本人2人組が開発するプロダクトとしても注目の「Nature Remo」は、赤外線リモコンで制御可能な各種エアコンをスマート化するIoTデバイス。スマートフォンアプリを用いて、Wi-Fi経由でエアコンをコントロール可能にする。

単にスマートフォンから操作できるだけではなく、あらかじめ設定した温度や湿度といった条件に応じて、自動的にエアコンを調整してくれるという。2016年5月23日から開始した「Kickstarter」での先行予約では、約10日で目標調達額5万ドルを調達、最終的に目標金額の倍近い9万5000ドルを集めた。

そんな「Nature Remo」が、本日国内でもクラウドファンディングを開始した。Makuakeでも支援を募ることで、開発・製造を安定させる狙いだ。海外で反響のあったプロダクトは、国内でも良い反応であることが多い。「Nature Remo」も注目のプロダクトとなるのではないだろうか。

彼らの目標は、インターネットとセンサー技術を活用し、多数の小規模な発電所や電力の需要抑制システムをひとつの発電所のようにまとめて制御を行うバーチャルパワープラントを普及させ、エネルギーを自給自足出来る未来をつくること。国内でのクラウドファンディングが、彼らの目標に近づく結果となることに期待したい。

日本からハーバードMBAを経てボストンで起業、エアコンをスマート化するIoT製品「Nature Remo」の挑戦

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