Showcase Gig、モバイル決済アプリに接客チャットボット「O:der Cognis」の搭載を発表

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OderCognis会話画面

モバイルペイメントサービス「O:der(オーダー)」、IoTプラットフォーム「O:der Connect(オーダー・コネクト)」などの提供を行うShowcase Gigは、新たに「O:der」に接客・購買ナビゲーションサービス「O:der Cognis(オーダー コグニス)」を搭載することを発表した。

「O:der Cognis」は、実店舗やECサイトなどの販売シーンに特化したチャットボット。レジ端末やデジタルサイネージなどのデバイス、他社基幹システムと接続される API などによって構成される。

「O:der Cognis」を導入した店舗は、「O:der」を通じてボットとチャット形式で会話することで、商品を注文することが可能になる。2016年7月21日より「O:der」のモデル店舗であるデジタルコーヒースタンド「THE LOCAL」で運用を開始。

8月初旬からは「the 3rd Burger アークヒルズサウスタワー店」、「フィコ&ポムム ジュース青山店」といった店舗で導入が決定している。まだ名前は出せないものの、デリバリーや宿泊といった飲食以外の業態でも導入の話が進んでいるという。

Showcase Gigは、これまで「O:der」や「O:der Connect」を通じて、飲食・小売業界の実店舗運営を支援してきた。事前注文や決済、デジタルスタンプカード・クーポン配信機能などによるリピーター獲得に加えて、顧客管理機能や店舗基幹システム連携機能などを提供してきている。

これまでの支援に加えて、「O:der Cognis」を通じて店舗が顧客との接点を増やせるようにしていく。様々な店舗での導入が考えられるが、最初は会話シナリオがわかりやすい業態からになる、とShowcase Gig代表取締役の新田 剛史氏は語る。

「将来的には、会話シナリオも業種ごとにある程度テンプレート化して、提供していきたいと思います」

Showcase Gigは、これまで大手企業との連携や様々なシステムとの連携を手がけてきた。こうした連携のノウハウがあることによって、既存の企業が「O:der Cognis」を導入しやすくなるはず、と新田氏は見ている。

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「O:der Cognis」の提供は、「O:der」上だけに留まらない。今後、企業サイトやアプリに導入されることも視野に入れている。たとえば、Pepperのような端末にも「O:der Cognis」の提供は可能だろう。

同社は、「O:der Cognis」の発表に合わせて、スカイライト コンサルティングとの資本業務提携も発表。様々な企業に対して、デジタル戦略を提案していく方針だ。

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