リクポ、検索がいらない美容室の予約アプリ「requpo」で美容予約のリプレイスを狙う

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リクポのチームメンバー
リクポのチームメンバー

東京の原宿に拠点を構えるスタートアップ、リクポが美容室の予約アプリ「requpo」を正式にリリースした。

リクポは、2015年12月11日に創業。2016年、2月26日に「requpo」のβ版をリリース。以来、ステルスでサービスの運営を行ってきた。

2016年3月末にはファイナンスを行っており、TLMの木暮圭佑氏他、エンジェル投資家数名から1400万円を調達している。

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「requpo」は、予算、エリア、日時など、自分の条件を選び、リクエストを送る。リクエストは、「requpo」を利用する美容師に届き、ユーザのリクエストとマッチした美容師からアプローチが届く。

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美容師から届いたアプローチからは、プロフィールが閲覧でき、過去のポートフォリオが閲覧できる。ユーザはこれらの情報からどの美容師にお願いするかを選ぶ。

アプローチを選んで来店すると、クーポンへと変わる。ユーザが美容室を来店すると、1顧客の送客あたり固定のフィーが発生する。

リクポの代表取締役CEOの木崎智之氏は、「これまでは美容室側の都合に合わせる必要がありましたが、『requpo』ではユーザの都合に合わせて予約ができます」と語る。

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木崎氏と、リクポ取締役の姫野航平氏は前職の同僚。前職で、美容業界について学び、ホットペッパービューティなど既存ツール以外に集客ができないヘアサロンの課題を感じる中で「requpo」の事業を企画し、今回の起業に至ったという。

β版のリリース後は、テストユーザ200人、テスト店舗30にサービスを使ってもらい、改善を重ねてきた。正式リリース後は、前職からつながりのある3000ほどの店舗に「requpo」を導入してもらえるよう、働きかけるそうだ。

現状、リクエストが飛ぶ美容師を絞ることはできないが、今後、ユーザ数と美容師数が増えたタイミングでソート可能にしていく予定だという。「requpo」が対象とするのは、美容室予約だけに限らない。今後、ネイルやエステなど、他の美容領域も対応していくことも予定している。

木崎氏は、「年内には他の美容領域にも対応し、3年で200万ダウンロードを目指したい」と語った。「requpo」は、ホットペッパービューティーやオズモールといったサイトを利用して、予約をしていたユーザたちのリプレイスを狙う。

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