シードアクセラレータプログラム「Supernova」デモデイが開催、優勝は投信情報の自動応答サービスのロボット投信

by Junya Mori Junya Mori on 2016.7.25

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2016年7月20日、複数のシリアルアントレプレナー、専門家、事業会社、投資家と共に、スタートアップへの支援を行う共創型シードアクセラレータプログラム「Supernova」のデモデイが開催された。本稿ではその模様をお伝えする。

目指すは産業の革新ーー複数のプレイヤーが共同で起業家を支援するシードアクセラレータプログラム「Supernova」が始動

LandSkip

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LandSkip」は、風景を映像でデジタルコンテンツ化し、デジタルサイネージを通じて配信するというサービス。「風景の流通」をテーマに、2,000箇所以上の風景を、空撮、VR、アニメ、CG、風景画など、多様なパターンのコンテンツとして配信している。

風景コンテンツは「LandSkip.jp」のサイト上で確認できるものに加えて、最近Apple TVのアプリをローンチしている他、スカパーと共同でノンナレーションでひたすら風景を写す番組「LandSkip」を放送しているという。

LandSkip代表の下村一樹氏は、北海道出身で上京した際にワンルームマンションの狭さやコンクリートジャングルに衝撃を受けたことが、「LandSkip」の原体験となっている。

CrunchStyle

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CrunchStyleは、花のある生活を送りたい女性をターゲットにしている、生花を定期配送するサービス「Bloomee」を運営している。生花を常に部屋に飾っておきたい場合、定期的に購入する必要がある。

定期的に花を飾ろうとした場合、「街の花屋さんの価格は高い」「個人店が多いため開店閉店時間がバラバラ」「好きな花を選びたいが種類が少ない」「持ち運びが大変」などの課題があるとCrunchStyle代表取締役社長の武井亮太氏は語る。

ユーザは、500円、1000円の価格と毎週か隔週かを選ぶ。選んだ条件に合わせて、自宅に花が届くようになっている。CrunchStyleはお店と提携しており、提携のお店からユーザに花が定期で送られる。

受け取りにおける課題を解決するために、CrunchStyleは専用の箱を作り、ポストに投函できるようにするなどの配慮を行っている。

事前登録者数は1,600名以上、ワンコインで週末花がポスト投函される「Bloomee LIFE」が正式リリース

GIFTED AGENT

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GIFTED AGENTは、「偏りを活かす社会を創る」というビジョンを掲げ、特に人材不足が深刻なプログラミング・デザインの領域に特化し、発達障害者向けに研修や就労支援を行っている。

GIFTED AGENT代表の河崎純真氏自身、ADHDであることから、発達障害支援の活動をスタート。2012年の文部科学省の調査によれば、発達障害の可能性のある小中学生の数は全体の6.5%に上る。推計で約60万人にもなるが、そのサポート体制は十分ではない。

同社は、2016年発達障害者向けのプログラミング・デザインに特化した就労移行支援施設「GIFTED ACADEMY」を立ち上げるために、クラウドファンディングで支援を募っている。

WhatzMoney

whatzmoney

WhatzMoneyは、住宅ローン比較検索サービス「WhatzMoney」を開発している。

2016年3月末、GenuineStartupsをリードインベスターに、スローガン・コアント、ヒトトキインキュベーターの計3社から出資を受けている。

750以上の金融機関の住宅ローンを比較検索できる「WhatzMoney」が約4500万円を資金調達

同社は、新たに住宅ローンの無料相談サービスをスタートすることを明らかにした。不動産会社とアライアンスを組み、リフォーム市場に住宅ローンを切り口に参入していく方針だ。

PersonalStock

PersonalStock代表取締役 盧 亦超氏
PersonalStock代表取締役 盧 亦超氏

PersonalStockは、既存メディアを組み合わせてチャットでユーザへと送り、コンテンツ化する「Perzzle(パーズル)」というサービスを開発している。

既存メディアにチャットを加えることによって、ぱっと見るだけでは把握が困難なコンテキストをユーザに伝えようとしている。

ユーザ向けの「Perzzle」と、クリエイター向けの「Perzzle Studio」を開発中。プロダクトは現在、限定で公開している。

ロボット投信

ロボット投信代表取締役 野口哲氏
ロボット投信代表取締役 野口哲氏

ロボット投信が提供するのは、投信の窓口で人間が担っていた投信情報の応答を機械に代替させること。

投信の最新データや分析データを電話で自動応答可能にすることで、窓口業務に発生していたコストを大幅に削減しようとしている。

同社は今後、投信データ分析やマクロデータ分析を組み合わせることで、自動応答のサービス体験を磨いていく。

Farmship

Farmship代表取締役 安田瑞希氏
Farmship代表取締役 安田瑞希氏

Farmshipは、植物工場の事業開発・運営支援、農産物の流通事業、生産・流通のデータ解析等を事業として展開している。

主にピッチで語られたのは、植物工場の可能性とFarmshipが技術的な競争力を持っていることだ。三菱総合研究所の調査「植物工場産業の事業展開に関する調査事業報告書」によれば、国内の植物工場の数は順調に増加している一方、工場規模や流通先は小規模がほとんど。

Farmshipがピッチ内で語っていた大規模での植物工場ビジネスへと成長させられるかが気になるところだ。

Aperza

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元々キーエンスで製造業に関わっていた石原誠氏が手がけているサービスが「Aperza」だ。

Aperzaは、製造業の中でも設備産業に関わる領域で事業を展開しており、情報流通や取引の方法などを変えていこうとしている。

同社は、モノづくり関連のメディアを複数運営している他、製造業向けポータルサイト「Cluez」を運営。加えて、製造業向け購買支援サイト「aperza(アペルザ)」を今夏リリース予定。

「aperza」は、製造業版のカカクコムのようなサイトで、購入・比較・検討に必要な情報を1ヶ所で確認できるようなサービスだという。

デモデイのオーディエンス賞は、Aperza。審査の結果、3位Farmship、2位LandSkip、1位ロボット投信という順位だった。

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