映像クリエイター向けプラットフォームVookを運営するアドワール、コンコードから資金調達

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アドワールのメンバー、左から2番めが代表の岡本俊太郎氏
アドワールのメンバー、左から2番めが代表の岡本俊太郎氏

映像クリエイター向けプラットフォームVookを運営するアドワールが、コンコードエグゼクティブグループから第三者割当増資を実施した。金額は非公開。

コンコードは、次世代リーダーのキャリア支援で実績を持つ人材紹介会社。同社は、社会起業家への出資を通じてスタートアップを支援している。

同社は、過去に楽天にイグジットした外国人旅行者向けCtoCサービスを運営するVoyaginに出資実績がある。

楽天がアクティビティ予約のVoyagin(ボヤジン)を買収

アドワールは、2016年はじめ、映像クリエイター向け制作ノート「Vook」をリリース。その後、制作ノート数を増やし、クリエイターのハブとして、イベント開催など活動の幅を広げている。

動画クリエイターが制作ノートを通じてナレッジをシェアするサービス「Vook」β版がリリース

映像クリエイティブの領域も、VRやアニメーション、ウェブ上での表現など、可能性が拡大している。コンコードは、映像クリエイターの成長を支えるアドワールに出資することで、自社のキャリア支援事業ともシナジーを生む狙いだ。

岡本氏は今回の資金調達について、「今回の資金調達は、サービスを大きく伸ばしていくための一歩」と語る。

「サービスをリリースしてから、映像クリエイターの反響が徐々に増えてきました。私たちにしかわからない、映像クリエイターのニーズや困りごとをしっかりと理解できたと思っています。資金調達を行い、キャリア支援を行うコンコードのナレッジも生かして、クリエイターの人材支援も視野に入れながら事業を展開したいと考えています」

アドワールは今後、開発体制の増強してサービスの改善スピードの向上させ、バックオフィス面の整備等による組織力の強化を図る。「Vook」は9月にクリエイターがポートフォリオを登録できる機能の公開を予定しているという。

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